Rambling Noise Vol.79 「LOST CHILD その2」
人にはそれぞれ向き不向きというものもある。
HIUに於けるアレコレは種々あるのだが、アサノさんの場合、平日を跨いで地方を訪う合宿なんかは、お仕事上ちょっと参加はムズイ。アクティビティ系やグルメ系、飲み会系にもあまり関心が向かない。
あ、メルマガナイトは置いといて。はっはっは、やべーやべー。
アサノさんは、
デブ症・・・
って、一発目にこんな変換する〜? 因縁ふっかけてんの? Macさんってばさぁ。
あ、いやいや、
確かにアサノさんは幼稚園から中学校にかけては百貫デブ(ねぇねぇ、こちらさんはMacさんが全然変換してくれないんだけど、これってやっぱり死語なの?)、高校生時代はトチ狂って少林寺拳法部に入部した甲斐もあって、中くらいにはなったもののやはりデブだったが、
そっちじゃなぁ〜い。
だからね、ええとね、アサノさんは、出不精ってワケでもないが、どうも旅行とかが昔っから苦手だ。
大体、家族旅行というものの経験がアサノさんには一度しか無い。
その一度にしても、高校生時代に十個年の離れたお兄ちゃんが結婚すると言うので、結婚式に出席する為にお父ちゃんとお母ちゃん、それから七つ違いのお姉ちゃんとで上野辺りの旅館に一泊するというもので、こりゃ旅行というより移動と言うのが相応しい。
しかも、旅館に顔を出しにやってきたお兄ちゃんとそのご友人一行様に夜遊びに駆り出され、結婚式会場までそのまんま連れ廻されたので、旅館の飯も風呂も布団も全てパスという、誠に遺憾でなんだかなぁなのだった。
因みに、夜遊びに出掛けた何軒目は、おねーちゃんがいるけど比較的平和なお店だったと記憶していて、で、そこでアサノさんはカラオケデビューを果たしたワケなんだけど、
その楽曲が『くちなしの花(by 渡 哲也)』だったのは、なんともおぼこいヤツではないか。
また、小学校の時分には、いきなり夜中の三時頃にお父ちゃんに叩き起こされるわ、スバル360に乗せられるわで、どこぞとも知れず連れていかれるという拉致状態にされることがたまーにあった。
尚、お父ちゃんは本当はフォルクスワーゲン・タイプ1、いわゆるビートルに憧れていたのだが、この当時には手が出せなかったので、この前開き2ドア、3速マニュアル、強制空冷2ストローク直列2気筒自然吸気356ccのてんとう虫を愛車としていたのだ。
で、数時間後。
どこだか知らないが、恐らく地理的に大竹海岸辺りで降ろされ、朝日を見せられて帰ってくる、という謎のツーリズム by 茨城県を体験させられたのだった。
はい、お疲れさん。
(続く)