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手帳コラージュ用「主役と脇役の組み合わせ」レシピの作り方。
手帳コラージュ「配色マステ帳」の続きのお話です。
「配色マステ帳」があるとコラージュのベースが作れるので、そこから手帳コラージュをしていく応用になります。
![](https://assets.st-note.com/img/1652520881576-rMNAfCPbA1.jpg?width=1200)
完成予想はこんな感じになります。M6で作りました。この作り方を以下で紹介していきます。
「主役と脇役の組み合わせ」ってなんだろう?
手帳コラージュは映画やドラマ、アニメに少し似ています。たとえば全員が主役だと物語のどこを見たらよいかよく分からなくなってしまう。脇役が主役を引き立てたり、主役が目立つから台詞が見ている人の心にぐっと響く。演出も主役と脇役がきちんと分かれていると物語の進行がスムーズで分かりやすくなります。
そこで、コラージュのデザインでも「主役」と「脇役」を要素で分けていきます。手帳という物語にマステをキャスティングするようなイメージです。
![](https://assets.st-note.com/img/1652521196856-W6yIZ2jHnd.jpg?width=1200)
私の手帳ではいつもこんな感じでキャスティングしています。無地と方眼で作る「ベース」と、好きなイラストで印象を強く持たせる「メイン」の大きく2要素に分けています。実際のマステをグループ分けすると上記の写真のような感じ。
前回の「配色マステ帳」はコラージュのベース作りのサンプル帳になります。このデザインの情報の整理だけでもかなりコラージュはバランスが調ってきます。
道具を用意する
実際にコラージュをしてみます。用意するモノは以下。
配色マステ帳
無地のマステと方眼のマステ
イラスト系マステ
コラージュするノートや手帳・手帳用リフィル
はさみ(小さく切れ味の良い物)
コラージュ手帳の手順
(1)配色マステ帳から好きな組み合わせを選ぶ
![](https://assets.st-note.com/img/1652521754899-xfmdDtRYsK.jpg?width=1200)
今日は配色マステ帳から17番を選びました。
ちなみにこのマステはダイソーの無地とASANELの繊細なオレンジ方眼です。ダイソーの690番はわりとくすみ系で色が薄めなのでコラージュにちょうどいい色味です。
![](https://assets.st-note.com/img/1652521801402-YRxnWD9m8n.jpg?width=1200)
(2)マステを用意する
選んだ配色の無地と方眼マステ。ストックからイラストがメインの主役にしやすいマステを選んで机に並べました。主役マステはお気に入りならなんでもOK。マステの幅もとくにこれが良いというのはありません。幅が細めでイラストが小さいモノでも大丈夫です。
![](https://assets.st-note.com/img/1652521958117-wJvpC2HYSh.jpg?width=1200)
(3)無地と方眼を重ねて貼りベースを作る
無地と方眼を重ねてベースを作ります。一部分を重ねて貼ると良い感じ。縦向きでも横向きでもOKです。手帳のサイズや好みで好きに重ねます。
![](https://assets.st-note.com/img/1652522065023-XKKmcovIQK.jpg?width=1200)
(4)主役マステを重ねて貼る
ベースに主役マステを重ねます。イラストに背景色がないマステは重ねると綺麗にしあがるのでオススメです。フレークマステやシールでも少し透ける素材であれば使えます。
![](https://assets.st-note.com/img/1652522336064-fJ5OOx1p79.jpg?width=1200)
今回は全体の印象の差が分かるように、全部違うメインマステを貼って見ました。同じベースを使っても主役を変えるだけで、こんなに雰囲気が変わります。
見やすいように手帳にはさんで拡大してみます。
![](https://assets.st-note.com/img/1652522480710-u1rDjmffXU.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1652522502941-GvtYxOckfx.jpg?width=1200)
幅が広めの大きなマステはイラストを1コ。幅が狭めの小さなイラストのマステは2コにしています。サイズの違いも雰囲気がかわって面白いです。
重ねるポイントはなるべく少しずつずらすこと。揃えすぎずラフに貼るのがかわいく仕上がるコツです。マステは貼ってもすぐ剥がせるので、位置がイマイチだなぁと思ったら直せます。
主役と脇役をわけて作業をしたので、どのコラージュも主役がしっかり引き立っていて良い感じです。主役を引き立てる脇役も色の印象を手帳に残してくれるので、世界感が生まれます。
(5)裏抜けを確認する
手帳の場合、片面だけを使う方は裏抜けを気にしなくてOKですが、両面記入をしている方は裏抜け確認をしてみます。
![](https://assets.st-note.com/img/1652522744332-txm5R8kSfN.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1652522749449-eASsvBr2KQ.jpg?width=1200)
マステだけのシンプルなコラージュなら、これくらい干渉が少ないです。マステ自体もそこまで厚さはでないので書きにくさは少なめです。コラージュ手帳をするとき、リフィルやノートは厚手の紙のものを選ぶと、とくに裏抜けが気になりにくいです。
ノートなら「MDノート」が私のお気に入りです。ASANELならコラージュに使いやすい厚手リフィルをご用意しています。厚手ならマステを貼っても縒れにくいので使い勝手が良いです。
(6)できあがり
マステだけでかわいい手帳コラージュができました。3ステップで失敗の少ない簡単手順のコラージュです。
![](https://assets.st-note.com/img/1652523060822-hwhDfhgfFu.jpg?width=1200)
こんな感じでコラージュのレシピだけを作っておくと、組み合わせの練習にもなりますし、手帳を描くときレシピからイメージに近いモノを選んで少しアレンジするみたいな使い方ができます。
買ったけど使わなくなった眠っているマステを、もう一回使ってみようかなと思えるのもコラージュの良いところなので、ぜひお楽しみに下さい。
![](https://assets.st-note.com/img/1652523092908-36bU5RHlLc.jpg?width=1200)
見た目も使い勝手もよいマスキングテープ。手帳コラージュにピッタリの文具です。次回は手帳コラージュの応用編を記事にしてみようかなと思っています。
ハサミをメンテナンスしよう
手帳コラージュでマステを何度もハサミでカットしていると、鋏の刃に糊が付着してペタペタしてきます。だんだん切れ味も落ち、カット断面も美しくなくなるので、そんな時は専用のクリーナーが大活躍。刃についた糊を溶かしてくれる優れもの。私は「SEED Radarヨゴレ&インキ落とし」を愛用しています。メンテナンスで快適なはさみ生活になります。
![](https://assets.st-note.com/img/1652523730623-KKWJUDzD0T.jpg?width=1200)
とてもよいハサミのメンテナンス道具で、マステで遊ぶときは必須アイテムなんですが、あまり実店舗に売っていないので、いつもなくなったらヨドバシのオンラインで注文しています。文具屋さんはハサミの近くにこれを押して欲しいなぁ。
ASANEL
私が欲しくて使いたいオリジナル文具だけを作る文具ブランド。
ブランド名の由来は「朝、寝る。」すごく夜型。
https://www.asanel.net
Instagram
お店の最新情報や再販の進捗はInstagramでお知らせしています。
https://www.instagram.com/asanel_bungu/