マステをカットして幅を狭くするとバランスが変化するコラージュ手帳術

ASANEL

2022年5月17日 21:13

マステだけで手軽に簡単カワイイコラージュをする方法。今日は前回の記事の更なる応用編です。以下の２つの記事の続きになります。

２つの記事を読むと「配色」「無地と方眼の重ね」「主役と脇役」この３つが掴めてきます。ここからのお話は「バランス」です。

コラージュのバランスってなんだろう？

コラージュの楽しさは重ねることで絵が新しい表情になったり、単体よりも自分の気持ちや気分を表現できることです。物語を作るように「色」や「イラスト」「テキスタイル」を重ねていきます。

良いことがあって嬉しい気持ち = 黄色
雨でちょっと空が暗いな = くすみブルー
買ってきた枝の葉の色綺麗だなぁ = 黄緑

自分が感じた色を無地の単色マステで表現するのはなかなか楽しい作業です。感じ方は人それぞれなのでどの気持ちにどの色を置き換えてもOK。自分が「こうだなぁ」と感じれば全部正解。

そこに「配色マステ帳」で見つけた方眼マステの組み合わせを選んでいきます。通常の一般的なマステは幅が15mm。無地と方眼を組み合わせると同じ幅になるコトが多いです。

色は配色の組み合わせ以外に、色の面積で雰囲気を変えることができます。これも感じ方は人ぞれぞれなので正解はないですが、私が自分でコラージュをする時はこんな感じのルールにしています。

無地と方眼が同じくらいの面積の時は「フラットな印象」。無地を小さくすると余白が広がってくるので「リズムがある印象」。感覚的な話なので少し分かりにくいかもしれませんが、なんとなくバランスを変えることで印象が変わってきます。

試しにそれぞれの組み合わせの幅だけを変えて「印象」をみてみました。全部同じピンク無地とオレンジ方眼ですが、面積が変わることで随分印象が変わります。これを私は「バランス」と呼んでいます。

マステをカットして割ってみよう

では実際にバランスを変えるためにマステをカットしてみましょう。

2cmくらい伸ばしたマステを横向きにして薪割りをするようにカットします。多少曲がってもOK。コラージュで重ねて使うので味になるのであとで気にならなくなってきます。

マステがふたつに割れると、幅が狭いマステになります。幅狭の専用ロールもお店では買えますが、モノが増えて収納も大変なので、ちょこっとコラージュで使う場合は割り使いでも十分かなぁと感じています。色も分かっているので作業の早さが好きです。

ペタペタして使いにくいので、マステ帳の剥離紙ページに仮置きすると使いやすくなります。

▷ マステ帳
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少し余談。「マステを割るとき」と「細かい作業をするとき」で、ハサミのサイズを替えると作業が楽になります。

私の愛用はALLEXのハサミですが100はマステやテプラをカットしたりする細かい作業に最適。小回りがきいて良い感じ。120は2〜3cmのマステの割り作業にピッタリ。刃が長いと割りが1回でスパッとカットできるので気持ちよいです。

ちょっとした刃の長さの違いですが、マステやテプラ、文具のシールは小さいので、お料理で調理にあわせて包丁を替えるように、ハサミも替えながら作業するとスムーズです。

バランスを変えたコラージュの見比べ

分かりやすくするために、無地の単色マステの幅をかえたコラージュを作って見ました。単色と方眼が同じ面積（上）と、単色が小さい（下）です。

上下共にコラージュのベースの配色（組み合わせ）は同じですが、下の単色が細い方がリズムが生まれてバランスも楽しそうな感じになっています。これがコラージュの「バランスを変える」です。

配色とバランスでバリエーションを楽しむ

３つの記事でコラージュ手帳の「配色」「主役と脇役」「バランス」がご紹介できました。この３つの要素を組み合わせると、どんどんコラージュが誕生します。

「配色」「主役と脇役」「バランス」を組み替えてM6リフィルにコラージュをしました。今回分かりやすくすべてバランスは無地を割って半分サイズにしました。2箇所に貼るのでマステの無駄も出ません。

並べて見比べると「半分サイズの単色」+「方眼」+「主役イラスト」の3ステップコラージュですが、全然違う印象になります。組み替えるだけでバリエも広がります。

見やすく拡大写真も載せますので、コラージュの参考になれば幸いです。それぞれなんのマステを使ったかのレシピも書いておきますので、気にいったバランスがあればぜひご利用下さい。個人で楽しむ手帳であればレシピのまねっこ大歓迎。眠っているマステを使うきっかけになれば嬉しいです。

（１）モノクロコラージュ

（２）光と水を感じるコラージュ

（３）街の花屋さんみたいなコラージュ

（４）ハッピーピンクな港町散歩コラージュ

私はコラージュが大好きです。色やカタチが重なって文具の新しい表情を見つけるとワクワクします。自分の心の中の風景をうまく重ねて作れたとき嬉しい気持ちになります。マステコラージュは道具も少なく扱いやすい文具なので、ぜひにです。

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