6歳のとき性被害にあいました。

このお話を書くのは正直いまでも迷いがあります。

タイトルのとおり、わたしは6歳のときに知らない男性から性被害を受けました。

まだ夕方と呼ぶには早い明るい時間に、友達と遊んでいる最中でした。

当時は性の知識が全くなく、なにをされたのかは分かりませんでした。

ただ、とても怖かったのを覚えています。

この記事が、誰かの参考になれば幸いです。

○

20年以上前の話です。

記憶違い等もあるかもしれません。ご容赦ください。

当時、わたしは団地に住んでいました。

横断歩道のある道路を渡ってすぐが小学校でした。

近くに広めの公園もありました。

どちらかといえば子育てのしやすいエリアだったと思います。

団地は1〜7号棟まであり、全ての棟がエレベーターなしの5階建て。

たしか私が住んでいたのは5号棟の3階だったと記憶しています。

当時は土曜日も午前中のみ学校があったので、何曜日だったかは定かではありませんがあの日は学校帰りだったと思います。

学校から帰ってすぐにランドセルを置いて、同じ5号棟の1階に住んでいる同級生の女の子Aちゃんと遊んでいました。

遊んでいた場所は5号棟の目の前です。

棟の並びは

1号棟　　　2号棟

3号棟　　　4号棟

5号棟　　　6号棟

　　　7号棟

こんな感じでした。

つまり5号棟と3号棟の間です。

Aちゃんは一階に住んでいて、家の中にいるAちゃんのお母さんが窓を開けて「ご飯だよ。帰っておいで。」とか、「このあと出掛けるよ。」とか、Aちゃんを呼ぶことができるくらいの距離感でした。

そのときも、Aちゃんは喉が渇いたから。と少しの間部屋に戻って行ったと思います。

その少しの間に、わたしは知らない男性に声を掛けられました。

「ねえ、すこしお手伝いして欲しいことがあるんだ。いいかな？」

こんなことを言われました。

もちろん、わたしは母からも学校からも「知らない人について行ってはいけません」と言われていました。

しかし、自分の住んでいる棟のすぐ目の前だったことで警戒心が薄れていました。

（自分が知らないだけで、同じ団地の人なのかな？）

（困っている人は助けなくちゃだめだよね！）

こんなことを思ったのです。

「いいよ。どうしたの？」と、わたしは答えました。

「ありがとう、じゃあついてきて。」