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遊郭を子どもにどう伝えるかは大人次第だけど、セックスワーカーへの配慮は必要

鬼滅の刃遊郭編が先週から始まりましたね。
私は鬼滅の刃の原作も全然知らなくて、LiSAさんの紅蓮華が有名になった事で少し興味を持ったばかりの人です。

この遊郭というワードが何かとお騒がせになっているようで。
遊郭がどのような場所であったか、その歴史を知っている人からすれば子どものアニメに遊郭が出てくる事、そして遊郭を子どもにどう説明するか?悩んでいる大人も多くいるのだろうと思います。遊郭は鬼滅の刃以外のアニメでも登場すると思いますが、特別子どもに注目された事と時代もあるのかなと感じています。

遊郭は簡単に言えば借金の形で身売りをしなければいけなかった女性たちが、遊女という形で男性相手に性的サービスを行っていた場所(間違っていたら指摘をお願いします)。

表向きは華やかな繁華街のような場所に見えたのかもしれないけれど、実情はとても悲しい部分が沢山あった場所である事は変わりありません。

性的サービスとなると性病だって多くあったと思うし、それによって健康を害したり命を落とす事だってあっただろうと思う。

それらの事情を知っている大人からすれば、子どもにこの場所の事をどう教えれば良いのか?考えてしまうのかもしれない。


私は子どもに遊郭という場所の事は少しでも教えてあげる事が必要だと感じています。
その理由は子どもの頃から人権や性的な事に関して、歴史から学ぶ事も必要なのではと考えているからです。

子どもの頃から人権の事を考えるきっかけにもなるし、性的な事で問題を起こしたり悲しい想いをしないようにと子どもに伝える事も出来るからです。

遊郭を深く掘り下げて話すのなら性の話は必ず出てきます。

具体的にどう話すかは親御さん次第ですが。。

ただ伝え方によっては悪い影響もあるだろうと危惧しています。
現代におけるセックスワーカーの人たちへ、偏見や差別につながらないように配慮しなければいけません。

伝え方を間違えてしまうと、まるで男性は女性を性の遊び道具のようにしていたと子どもが感じてしまったり、セックスワーカーは可哀想な人や立場の弱い人であるという印象を与えてしまうかもしれないからです。


極端な話ですが悪く伝わってしまった男の子だったら、お金を払えば女の子を性的に好き勝手出来ると思うかもしれない。
考えてしまう男の子だったら、自分が男に生まれた事を悩むかもしれない。女の子も同様で悪く伝わったら、男の子は性的に怖い存在だと感じてしまうかもしれない。
これは本当に極端であり、私の考えすぎかもしれませんが。。

当時の性に対する考え方と背景、現代の性に対する考え方と背景。
それぞれ違いがある事を大人が正しく認識出来ていなければならないと思います。
時代によって負の遺産や文化もありますが、それに蓋をせずきちんと向き合う事も大事なはずです。
現代でもセックスワーカー・性に対する偏見や差別が無いとは言えないので、私としては色々考えてしまいます。。

子どもの将来を考えた時、子どもの頃から人権と性を考えるのは必要な事ですから、ある意味大人にとっても良い機会だと思っています。


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