ショッピングバッグ(レジ袋)有料化から感じた購買UXの変化
こんにちは、株式会社アイデミー デザイナーの浅本です。
7月からショッピングバッグ(レジ袋も含めて)が有料化されましたね。
皆さんはマイバッグを使っていらっしゃるでしょうか?
本日はレジ袋有料化が購買におけるUXを変化させているのではないかというお話です。
ショッピングバッグ有料化が購買におけるUXを変える?
私は無駄なお金は使いたくないと考えているので、ショッピングバッグが有料化された当初から絶対にマイバッグを使うようにしていました。
マイバッグを使っていた理由としてはお金を払ってまで袋が欲しいとは思っていなかったからです。
しかしながら、そんな生活を一週間ほどしていると違和感を感じたのです。
違和感とはどんな違和感か。それは買い物をした後の嬉しい気持ち、ワクワクする気持ち、帰り道でルンルンとする気持ちが感じられないということです。
間違いなく、いつも購入していた商品は手にしています。
なのに何故こういう気持ちの変化があるのか考えました。
考えて思い浮かんだものは以下です。
理由 1. ここで買い物したんだということが一目で分かるショッピングバッグはある意味「自慢」であり、その袋を持っていることに意味があった
理由 2. 「このお店いいんだぞ」というファンの気持ちから帰り道で袋を持って歩くことが布教活動のようなものになっていた
理由 3. もはやそのショッピングバッグはアクセサリーのようなものだった
理由だけを見てもイメージがしづらいと思うので、
有名なブランドを例にしてお話します。
あなたはルイ・ヴィトンに行って、バッグを購入したとします。
その際にマイバッグに入れて帰るか、ルイ・ヴィトンの紙袋に入れて帰るか選択を迫られた際にどちらを選ぶでしょうか?
私であれば、袋は1,000円ですと言われたら躊躇しますが、100円だったら躊躇せず、「袋に入れてください」と言うと思います。
今までもブランドの袋は保管している人が周りに多かったですし、フリマアプリでも販売されていますし、実際に売れていますよね。
ここにおけるブランドの袋というのは購買における満足度UPに確実に関与していると思います。それは理由 1の「自慢」なのかもしれませんし、それ以外の感情なのかもしれません。
袋で購買UXが変わるお店とは?
私がnoteを書きながら思い浮かぶものは以下です。
- パン屋さん
- ケーキ屋さん
- 百貨店
- お土産屋さん
- ファッションブランド(ルイ・ヴィトン、グッチなど)
- アパレルショップ(UNIQLO、GU、STUDIOUS、RAGEBLUE、TAKEO KIKUCHIなど)
- 雑貨屋さん
- セレクトショップ
- グッズ販売(コミケなど)
これらのお店だと、先ほどの理由1〜3のいずれかに該当しそうだというのが私の考えです。
ただし、袋で購買体験が変わるかどうかは人それぞれですし、対象となるお店も人それぞれだと思うので、ここで挙げたお店は人によって異なるはずです。
袋で購買UXが変わると分かってからどうしているのか
私が考える「袋を買うべきお店」においてはショッピングバッグを躊躇なく購入するようになりました。
この購買におけるUXの差分を5円や10円で買えるのは安いと思っているので、お金は気にせず購入するようになりました。
ただ、個人的に残念なのはお店の人たちのオペレーションです。
「マイバッグはお持ちですか?」という問い。
まるでマイバッグを持っていたらレジ袋は要らないよね、と言われているようで回答に困ります。
恐らく、その言葉に対してそこまで考える人は稀なのですが、
「袋(ショッピングバッグ)は要りますか?」と聞いてほしいな…というのが最近の私が思っていることです。
最近買い物に違和感を感じている人は袋を買うのも手。
特に購買UXにおいてレジ袋は影響しないという方にはマイバッグを使って節約していただくのが良いと思いますが、
少しでも「最近買い物がつまらない…」と感じている方はショッピングバッグを買ってみるという行動を取ってみてはいかがでしょうか?
もしかすると買い物の楽しさが蘇るかもしれません。