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舞台上でこどもと聴けるコンサート(0歳から)を作った理由

こんにちは。ソプラノ歌手のAsamiです。
イタリアでイタリア語と歌い方を覚えて、ドレスで外国の曲を歌ったり、着物で日本の歌を歌ったりしております。
お名前を置かせていただいているのはイタリアの小さなレコード会社ですが、非常にのびのび、日本でものんびり(?)走っております。


▲これまでのことに関してはこちらから

さて、4/14横浜・4/21札幌でのコンサート「着物でうたう日本の歌」あと半月となりました。

本公演のほか、表題のミニコンサートを同日にしようというわりと狂ったスケジュールを立てたのですが、どうしてもやりたくなっちゃった理由について、言語化してみようと思います。

1.歌手としてのこどもたちとの関わり

オペラを歌っていても、合唱のこどもたちと関わったりすることはありますし、ヨーロッパではこどもむけのオペラ公演が頻繁にあります。(ストーリーがわかりやすい演目だったり、短く編集されていたり、演者とロビーで会えたりする)

私は声種柄とっても高い声を出したりするので、割とこどもたちが集まってきてくれることも多く、私自身そんなに目線や視点ががこどものころから変わらないようなところがあるので、ついつい空き時間に合唱のこどもたちと話しすぎてしまって、とんできた主催の方から「高音が売り切れたらどうするの!!!」と1人だけ楽屋に缶詰にされたこともあります…(泣笑)

▲このくらい声が高い

でも、その時間を通して学ぶことももちろんだけれど自由に感じているものを出せるようになっていく姿を大切にしたいし大人に守られていってほしいなと思うのです。

2.音楽教育としての関わり

またイタリアに移住しようと決める前から幼児教育には関わっていて、「自分なりに考える時間」を持ってもらうとともに「感じる時間」「できていく実感」「発見の喜び」を持ってもらえたらなと思ってレッスンをしていました。
またミラノでも幼児向けのクラスを持ちませんか?とお声掛けいただき、身体いっぱいにこどもたちと音遊びする時間がありました。
2週間経てば肉体的な意味でも別人のように細胞分裂している月齢の子達の成長の喜びを分けてもらいながら、親御さんにとってもまた、ホッとしたり、スッキリして帰れる時間にできたらいいなぁ…ということをなんとなく日々感じていました。

一番小さい家庭という社会がみえる世界の大部分を占めるこどもにとって、親御さんの嬉さそうなお顔をみると、嬉しいですしね♪

3.国内外の同級生のライフイベントで再確認したこと

「土日が大変」「雨の日が大変」子育てを始めた同級生からそんな話を聞くことも、ずいぶん前からあり、学生のころには小編成のこどもコンサートを企画していました。また、コロナ禍で人事部のお仕事をしていた時期もあったため面接で「子育て中に途切れてしまった社会と繋がりたい」という言葉もたくさん聞いてきました。例え1,2年であっても、またわたしたちからはそう見えなくても、そんなふうに感じることが多いのはなぜだろうと思うと、やっぱり単純に外に出る種類が減るからなのだろうと思うんです。

今回表題のコンサートについても「なかなか子連れでは出かける場所が限られてしまうから行きたい」「私はこどもが大きいけれど、小さい頃にこんなコンサートがあったらよかった」と言ってくれた方々がいらっしゃいました。

日本では(日本に限らずかもしれませんが)いまや子育てがマイノリティになりかけていて、だいぶ状況はよいとはいえ、いまだにベビーカーを動かすのになぜか周りに謝ったりだとか外で泣いているとこどもだけでなくなぜか周りの人にまで気を遣っている親御さんの姿が目に入ることがあります。(心配しないで!ただただ育ててくれてありがとね…!と思っています)

イタリアにいる時はバスでこどもが泣けば大人が「あらっ!今日は運がいい!どこにいるの?!」とこどもより大きな声でキャッキャしたり、赤ちゃんをみつけたら赤ちゃんより高い声で話しかけずにはいられない大人率がとっても高いのです。
その分寝ている子も大きな声の大人に話しかけられて起きちゃったりしますが笑、大人に取合いされてちょっとうるさそうにしながら自分の存在が周りを喜ばせている自覚を持つ姿は微笑ましいし、そこにある空気は明るいなと思うのです。

成長期のこどもと動くのはそれだけでも体力を使う。
だからこそ、もし保護者の方にも心の栄養をとる時間になれば、こんなに嬉しいことはありません。

4.素晴らしいピアニストとの出会い

4/14横浜・4/21札幌でのコンサート「着物でうたう日本の歌」を開催するにあたり佐野さんとリアルでお会いしてみて、ピアノや音や教えるスタンスが好ましいのはもちろんのこと、それだけではなく、こどもの視点が身体の中にリアルに残っていそうな人だな。それに誰と話してもかわらず同じ目線で話をしそうだな。というにおいがして(そういうところをこどもは特に素直に感じるし、大切だと思うのです)今回ミニコンサートでは組数を限定し、全員がよりピアノの近く(=舞台上)で聴ける形にしました。

実際に私が弾いていただいた時にも、どうなってるんだろう?と思わず近くで聴いてみたくなる"何か"を持っていて、初打ち合わせの後すぐにこれを思いついた自分を褒めてあげたいと思ったし、是非みなさんにも、何度でもお褒めいただきたいです。笑

ピアノの練習がつらいひと、辛かった人ですら、もう大丈夫。違う世界の扉を一緒に開けられる気がするんですよね。(実は私はピアノのセンスが妹に比べ低すぎるのを早くに感じて断念したという経緯がありますが、先日久しぶりにホールでピアノを弾きました。笑)

▲あなたがチャンネル登録してくださると、人知れず私までもがニンマリします。しめしめ。みんなで幸せになりませんか。

5.良い思い出はその後を支えることがある

「上質世界の記憶」
を脳に刷り込むと
将来必ず実現出来るから、綺麗な物を見たり聴いたりする事がとっても重要だと思います。

FさまLINE引用


これは、もう何年もお世話になっている方から、みんなで楽しい夏の1日を過ごした後にいただいた言葉です。(私にインパクトのある言葉をくださると、こうして突然引用されることがございますのでご注意ください。笑)

▲デ部の活動記録のためだけのアカウント

確かにこうして良い思い出は思い出すし、またあの景色を見たい、とかあれはよかった、とか、またいいことあるさ、みたいな思い出は時々波のようにやってくる逆境や頑張りどきにもランダムに思い出され、力になったりします。

人生は思い出づくり。思い出って、頭で考えるだけじゃなくて身体で感じるものだから、始めるなら、早い方がいいんです。だから、0歳からなんです。


おとなもこどももそれぞれ楽しめる2種✖️2公演

フライヤーかわいい。

着物でうたう日本の歌 各公演情報

①横浜公演 (4/14) 神奈川公会堂

・11:00 舞台上で聴く!こどもと入れるミニコンサート(こちらは間も無く売り切れ!)

お申込み:
https://t.livepocket.jp/e/s4ci2

・14:00 本公演(こちらは長いので大人向け、小学生以上が入れます)

ネット予約:

https://t.livepocket.jp/e/xxd3d
よみうりプレイガイド:
050-3387-1517
(祝除く、月・水・金 10:00~15:00)


②札幌公演(4/21) ちえりあホール


・11:00 舞台上で聴く!こどもと入れるミニコンサート

→申込み先のお問合せはフライヤー連絡先へ(4/21 11:00回についてのみ)

・14:00 本公演(こちらは長いので大人向け、小学生以上が入れます)

道新プレイガイド(ネット電話共に)
セコマコード:D24042104
電話予約:
0570-00-3871(10-17時 日曜定休)
ネット予約:
https://doshin-playguide.jp/products/detail.php?product_id=3975

大きなお友達も小さなお友達も、みなさまにお目にかかれますこと、楽しみにしております♪

コンサートにいらっしゃる事業者様は是非フライヤーをお持ちください

実際にコンサートにお申し込み済みの方限定となりますが、ホールのロビーに時間中、当日指定位置に平置きでご自身のフライヤーを置いていただけます。(休憩前にアナウンスします)
経験上たくさん届くことが予想されて重たいため、当日ご自身で持ち込み・残りの回収が条件となりますが、我こそは、我らこそはという方はぜひ設置してください。

すでにいただいている応援される喜びを自分たちにできる形で広げてゆきたい想いからこのような形をとらせていただきます♪

ご希望の方はご購入後に

kimono.japanesesongs@gmail.com

宛にお名前と事業内容を添えてご連絡ください。
(反射的、成人向け、マルチ商法に関するものは、お断り・撤去することがございます)

なるべくお早めにお願いできると助かります♪

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山田 麻美
大切な時間を使って最後まで読んでくださりありがとうございます。 いただいたサポートはその時その時で私が選んだところへの募金として使わせていただきます。