15年前に想像していたことは、現実になっている→これからもきっとそう！～たまには病棟１５年の経験を活かして第七弾～

あなたは、生活していて・働いていて、実際にはないんだけど『こんな道具あったらいいな』と思うことはありますか。

ドラえもんのひみつ道具的なもの。

なんだかんだ、みんな考えることは同じようです。

新人時代にこんな道具があったら良いなと思うものがたくさん現実になっているんです( ≧∀≦)ノ

医療現場を楽にしてくれた
作ってくれた企業・技術者さんに感謝 ^^) _旦~~

新人のころ、こんなものがあったら良いなと思っていたものは、ことごとく商品化されている！

同じことを思っていた人がいたんですね。

新人時代に欲しいと思っていた道具９

①　赤外線で人の動きを感知するセンサー：動くとナースコールが鳴る
②　そもそもベッドにセンサーがついていて、動くとナースコールが鳴る
③　部屋の外に出るとナースコールが鳴るセンサー
④　自動でおしっこの出た量を測ってくれる機械またはトイレ本体
⑤　膀胱内におしっこがたまっているのかわかる機械
⑥　おしっこが出そうなときに教えてくれるセンサー
⑦　ずっと血糖値を勝手に測ってくれる機械
⑧　全自動人間洗濯機
（寝たきりの人を自動で洗ってくれる機械：できればベルトコンベヤー式）
⑨　全自動体位交換機
（寝返りができない人の向きを勝手に変えてくれる）

もっとあった気もしますが、ざっと９個ですね。

注：あくまで、新人のときに欲しいと思っていたものなので、15年前にはなかったというものですよ。若い人には珍しくないものばかりかも…

リストを見て、【不精・めんどくさがり】だという感想をもったあなた。

正しいです。

でもね、ポジティブに言い換えると、アイデアマンなのですよ(^_-)-☆

①～③はナースコールと連動しているセンサー類

先日記事に書いたように、病棟は転倒してほしくないんです。動いたらキャッチしたいんです。

①　赤外線で人の動きを感知するセンサー：動くとナースコールが鳴る

たくさんあるんですが、テクノスジャパンがわかりやすい絵をかいていたので、⇧こんな感じのもの。

②　そもそもベッドにセンサーがついていて、動くとナースコールが鳴る

これを前に勤めていた大学病院で最初に導入されたときは超感動しました。パラマウントベッドの商品。

③　部屋の外に出るとナースコールが鳴るセンサー

ホトロンという会社が出しているもの。

どれもめっちゃよくないですか。お値段は結構しますけどね。

ほかにも、在宅でも病院でも使えるなと思うのは、赤ちゃん用のモニターセンサー

⇧　これはパナソニックのもの。体動と声を感知してくれるんです。
義理の妹が使っていて、「めっちゃいいじゃん！」てなった商品。

④～⑥は排尿関係のもの

トイレにいって、尿測カップでおしっこ測るの大変です。自分で測れる人は良いですが、滅多にいませんそんな人。
感染リスクが高まります。
だから、自動で測ってくんないかなと思ったんです。

④　自動でおしっこの出た量を測ってくれる機械またはトイレ本体

尿をカップでとって、トイレにある尿測計に入れると何ｍｌって出るもの。

不二光学機械株式会社のウロミニ。これはこれで、メモリを読まなくて、おしっこ入れれば測ってくれるので便利。
尿比重も測定してくれる。
24時間蓄尿もできて、1回量から少しずつ検体を採取してくれて保存してくれるので便利！

だがしかし、最近はもうトイレが測ってくれる！

TOTOの尿流量測定装置は、いつものように用を足すだけで、尿流率・尿量が測定できる！トイレ一体型の測定装置です。
これは尿測だけなら最強！
尿検査がある場合は流しちゃうから検体取れないけど。

まだ、実物を見たことがないので、次病院で働くなら、このトイレのところで働きたい（笑）

⑤　膀胱内におしっこがたまっているのかわかる機械

株式会社タケシバ電機の「ゆりりん」
超音波で膀胱内のおしっこの量を測れる、超便利な道具。

例えば、おしっこずっと出てないけど大丈夫かな？導尿したほうがいいのかな？と迷ったときに使います。300とか500とかという数値が出たら、導尿します（管を入れておしっこを出す）。
でも100以下だったらおしっこがたまってないから出ないだけなので、様子を見ます。そんな使い方です。

後は、おしっこが出しきれているか知りたいときにも使います。

⑥　おしっこが出そうなときに教えてくれるセンサー

✅介護を必要とする方のトイレのタイミングを知りたい
✅頻尿改善のための正確なトイレのタイミングを知りたい
✅こどものトイレトレーニングのためのおしっこのタイミングを知りたい

ちなみに、もっと安価なものもありました。

⑦　ずっと血糖値を勝手に測ってくれる機械

糖尿病内分泌内科に所属していた時があって、まあ血糖測定が多い。
「毎回針を刺すのも痛いし、1日4回測定の患者さんには文句を言われることもあるし、体にくっつけてずっと血糖値測り続けてくれる機械ないかなー」と思ったんです。

ありました。アボットジャパンの持続血糖測定器！

まるいやつを、皮膚にくっつけといて、持続で血糖測定をしてくれます。夢の機械ですね。
何回も針を刺さなくていい！
昼夜問わず血糖値が確認できる！

⑧　全自動人間洗濯機（寝たきりの人を自動で洗ってくれる機械：できればベルトコンベヤー式）

さすがにベルトコンベヤー式はないです。工場みたいにどんどん人を風呂に入れられたらいいかと思ったんですが、実現していないのは、やはり非人道的だからでしょう。

でも寝たままお風呂には入れます。

こんな感じで、今はたくさん寝たまま入れる、リフトバスがありますね。

⑨　全自動体位交換機（寝返りができない人の向きを勝手に変えてくれる）

これは、ベッドやマットレスがやってくれます。状況によっては使えるという感じでしょうか。

さすがパラマウントベッド！私のニーズをことごとく叶えてくれる魔法の会社です。

モルテンのオスカーというマットレスも自動で体位交換してくれます。
モルテンというと、バレーボールのイメージが強いですが、マットレス業界でもすごいんです。

以上、新人のころ、こんなものがあったら良いなと思っていたものは、ことごとく商品化されている！でした。

私は常に【いかに楽に仕事や家事をするか】ということを考えています。
仕事をスリム化したいんです✨業務ダイエット！

今度、【今の私が想像しているこんなものあったらいいな】も書いてみようと思います。