16年10ヶ月ありがとう
気持ちの整理も込めて書きます。
最期の瞬間のことも書いています。読みたくない
方もいらっしゃるかもしれませんので先にお伝え
させていただきます。
2023年3月28日朝、我が家の猫、銀次郎くんが
息を引き取りました。
生後2週間で家族になった銀ちゃん、
ずーーーーっと甘ったれで、誰がどうみても私の
事が大好きすぎるマザコン猫🐱
一人称はどうみても「僕」
15歳、16歳になるにつれ、さすがに老いてきた
よねーとは言っていましたが、それでも歳より
若く見えるイケ猫でした🐱🐱
お別れの1週間程前から急に、本当に急に
「あ、そろそろかもしれない…」
と感じるくらい衰えがみえだし、ごはんも
食べなくなり、トイレで用を足せなくなり、
年齢を感じさせない毛並みが突然「ああ…」と
思うくらいの状態になりました。
以前はMAX4匹の多頭飼いだったので、過去に
2回のお別れを経験しています。そして、
「これは心の準備をしないといけないやつ」
と思い、とにかくいつお別れになってもおかしく
ないんだよと自分に言い聞かせました。
2016年5月、生後2週間足らずのときに池袋で
カラスに追われている母猫が置いていった子が
銀ちゃん。
保護してくださった方が里親募集をしていて、
連絡を取り、当時住んでいた西船橋から所沢まで
引き取りに行きました。
手のひらサイズの頃から一緒に暮らし、
哺乳瓶でミルクを飲ませ、本当に我が子でした。
銀ちゃんが我が家の家族になった2日前に待望の
第1子妊娠が発覚したこともあり、私とその後
生まれた長女の中では、銀ちゃんと長女は双子の
ように暮らしてきました。
とにかく他人と病院が嫌いで、保護したときと
去勢のとき以外は病院に行ったことがなく、
最期が近づいてからも「病院はやめておこう」
ということにしました。
この選択が正しいかどうかはわからないし、
本当は連れていってあげていたらもっと長生き
してくれたかもしれません。
もし病院に連れて行ってほしかったのだとしたら
本当にごめんね銀ちゃん…
ヤンチャすぎてドアの隙間に挟まったこと
拗ねるとわざといけない場所で粗相すること
いないと思ったら大きな冷蔵庫の上に飛び乗って
降りられなくなっていたこと
お外が気になるけど怖くて、抱っこで探検しても
震えてすぐおうちに帰りたがるところ
他の猫にヤキモチを焼いて暴れるところ
長女と私がいると必ず、本当に必ずまんなかに
入ってきてくつろぎ出すところ
抱っこ抱っことしつこいところ
必ず一緒に寝るところ
泣いてるとそばにいてくれるところ
お湯だしっぱなしだよって教えてくれるところ
一生懸命お話してくれるところ
またたびキメておかしくなるところ
食いしん坊なところも爪切りが嫌いなところも
毎日走り回る姿も我儘なところも
ちょっとまがったしっぽも
とにかく全部全部全部全部大好きでした。
たくさんたくさん思い出があります。
長女はお別れが近いと悟ってからの1週間で
200枚は写真を撮っていたようです。
仲良くツーショットもいっぱいでした。
銀ちゃんも全部上手にカメラ目線だし。
4日前だったかな、最期の力を振り絞って
ササミを1本食べ、あれもしかして元気になる
かな?と思いましたがそのあとはちゅーるを
少し食べただけ、あとはお湯をたまに。
でも、それでもあちこちうろうろしたり、3日前は
ケージの3階にも自力で登り、ジャンプだって
できていました。
しかし前日の夜、いろんなごはんを買ってどれなら
食べてくれるかな?と試みましたが全部いや、
しつこいとほとんど動けないなりに全力の拒否で
立ち去ってしまいました。
そんなに食べたくないんだ、そっかもう食べられ
ないんだなと。。。
そして朝
長女が「銀ちゃんが苦しそうに暴れてる」と
わたしを起こしにきました。
長女は本当に銀ちゃんのことがだいすきで、
銀ちゃんもそれは同じでした。
わたしと寝ないときは長女と一緒に。
この日の朝も長女と一緒でした。
わたしが部屋に入るとハァハァと苦しそうに
横たわる銀ちゃんがいました。
そして、わたしが「銀ちゃん、苦しい?大丈夫?」
と話しかけた、本当にその瞬間に銀ちゃんの身体が
ビクンと跳ねて失禁し、そしてそれが最期の瞬間
となりました。
本当にしんじゃった?まだ生きてる?
そんな感じでした。
聞けば10分前に最期の力を振り絞ってなのか
机の上に乗り、そこからお気に入りの窓際に
飛び移ろうとしたのだとか。
本当はだいすきだったこの場所で最期を迎えたかったのかもしれません。
でも数分後、、、
急に苦しみだし、そして前述の通り声をかけると
最期を迎えたのでした。
わたしが部屋に行くまで待っててくれたのかな
そう思わざるを得ませんでした。
最期の最後までマザコンやなこいつ!🐈
正直、以前飼っていたアールくんが旅立って
しまったときは初めてのお別れだったこともあり
思い出もたくさんありで、何日も泣いて泣いて
仕事も行けずな状態でした。
それもあって今回最期の数日間、実は少しだけ
銀ちゃんと接する時間を減らしてしまって
いました。
今にも来るであろうお別れがつらすぎて…
そんな中でずっとずっとそばで寄り添っていて
くれたのは双子同然の長女でした。
人間と猫だぞと思われるかもしれませんが、
私達にはそれくらい大切な家族でした。
ギリギリまでわんぱくで元気な銀ちゃんでいて
くれて、最期の何日かで私達にお別れの心の準備をさせてくれ、そして私達が看取れる時に最期を
迎えてくれました。本当に家族思いな子です。
火葬はその日のうちにすませることにしました。
そしてお別れの直前、朝から降っていた雨もやみ、
本当に何から何まで銀ちゃんの力だなと思って
しまいました。
ギリギリのギリギリまで抱きしめて、そして
最期のお別れをしました。
命が消えるって本当に悲しい。でも甘えん坊の
銀ちゃんがさみしくないように、最期はちゃんと
バイバイを言ってあげようと。
そう話してみんなでバイバイしました。
先に逝ってしまったお兄ちゃんたちもまってるよ
会ったら仲良くするんだよ、さみしくないよ
ありがとう銀ちゃん
だいすきだった場所に帰ってきました。
しばらくはここに居させてあげることになりそう。
当日のお仕事は遅刻で出勤することにし、ゲスト先
へはご迷惑をおかけしてしまいました。
申し訳なく思っています。
正直休んでしまおうかとも思いましたが、そのまま
休んだらまた何日も出れなくなりそうだったので…
退勤の挨拶のときに気が抜けてしまったようで
我慢できなくなってしまい、急に泣き出してまた
さらにご迷惑をおかけしました…
だいすきなだいすきな銀次郎
また会えるといいな
ありがとう銀ちゃん
最後まで読んでくださり、本当に
ありがとうございました。
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