対局における速度について
打牌速度について。定期的に議題にあがる気がしますよね。
これについて言及していいのかどうか?とも思いましたが、あくまでも私個人の意見を…。
基本的にはその卓の平均速度で打てていればいいかなと思うので、どのフィールドでどの対局をしているかだと思います。
プロでも、時間打ち切りのある対局では所作の省略もOKだったりします。
もちろん考える事は大切、要所要所で悩むこともある。但し、その頻度があまりにも多かったり一度にひとりが長時間時間を使う事は、フリー、セット、公式戦どの対局においてもあまりマナーの良いものではないと考えます。そんなに毎巡は悩むことないよね??と。
規定がないのだからいくら時間を使っても文句はないだろう。
確かに極端ですが理屈の通った意見だと思います。
しかし、これもまた定期的に議題にあがる話ですが
、その理屈でいくと「時間打ち切りのある公式戦で、トップ目にたったからその後は打ち切りまで長考」も、ルール上OKになってしまいます。
それはおかしいですよね?そうなんですよ。
それなら将棋のように各々持ち時間を決めては?なんて飲みの席でわいわい話したこともありますが、それだと各卓に立会人が必要になり裁定があまりにも大変になるし、副露が入ったときなども複雑で麻雀には向いていなさそうだね。という話になりました。
《ルールとマナー》
マナーってどこまでよ????
これが難しいから一生この議題があり続けるんですよね。思考することと、みんなに合わせること。
「あまりにも毎巡悩むな」とか「周りみんな速すぎるよ💦」となるときは、もしかしたらまだその卓で打つのは難しいのかもしれません。
プロにもリーグ戦や段位戦などあり、レベル分けは当然あります。それはフリー雀荘でも然りなのかな?と思ったりもします。
今は、たっっっくさん雀荘があります。初心者向けのお店、フリーデビューのお手伝いをしてくれるお店、コアな玄人さん向けまで色々です。
これは余談ですが、私がフリーデビューしたのはいわゆる「場末雀荘」で、ハタチそこそこの小娘がおじさま達の中に放り込まれしにそうになりながら必死に見よう見まねで打ちました🙃
テンパネもよくわかってなかったけど、それはおじさまが「はい!イチサンニーロクな!」って払ってくれました。
あの時は、点数をよくわかってない私なんぞにみんな優しいありがたい。と思っていました。必死についてくぞ!ってかんじでした。
逆に、イライラしてるおじさまに舌打ちされたことだって当然ありました。
初めて国士無双をツモったときは「なんかこんな役あったよなあ?バラバラのやつ」と思いながら手をすすめ、これ??と後ろにいたメンバーさんに目で訴え、うんうんと頷かれたので「ツモ!!」と言いました。なんとマナーの悪いことでしょう。それでもおじさま達は「初めてか!よくやれたなあ!」なんて褒めてくれました。おじさまにもいろんな人がいるのです。その日の機嫌でもかわります。
但し、これの弊害と言いますか、私はこれに慣れてしまったので「自分で点数を考える」作業を怠ってしまったのです。符計算の勉強は麻雀を覚えて10年以上たってからちゃんとやりました…。
なので、これも私個人で心がけていることですが、まーすたさんなどにゲストで呼んでいただいていて、点数計算勉強中なんです!とお声がけをいただいたりした時は、その方が和了って少し悩んでいる時はすぐにはお手伝いせず、ちょっとだけヒントを出して自分で考えてみてもらうようにしています。
すぐに「これはね!」と教えてくださる優しい方が同卓している時も「ちょっとだけ待ってあげて🥺」ってお願いしたりしています。
ヒントを出して数秒待って答えに辿り着けなければ答え合わせをして次に進みます。何局も続く場合は当然すべてやるわけではありません。
これも、時間打ち切りのある半荘で行っている事なので賛否両論あるかと思います。
ただ私としては、今この覚えはじめのときに、自分で麻雀を覚えて楽しんでもらうためにはこれが必要なんじゃないかな?と思っていて。
次のステップに進むためにあるべきクッションなのかなと。
覚えたてほやほやの方と打っていると、こんな相談を受けることがあります。
「フリー雀荘は遅かったり点数がわからないとすぐ怒られてしまう。こわくてなかなかもう一度行こうと思えない」
これに関しても捉え方は色々あると思います(いろいろは割愛)が、私としては「ある程度点数計算ができるようになるまでは麻雀教室に通い、そこからは教室に併設しているところでフリーを打ち込むといいですよ」とお伝えしています。
「こわい」と感じる言い方をされたことに関しては「ああ、あの人負けててイライラしてるのかな?」ぐらいに心の中で思っておくといいですよ。とも。
たくさんの人が集まる場では、どんなところでもどうしてもいろんな人がいるし、みんながみんな背筋をのばして盆面良く打っているわけではありません。
自分が「ちょっと手間取ってしまったな」など思ったときは「すみません頑張って勉強します💦」みたいなひと言があるかどうかで全然違うし、そこはお互いの態度や言い方ひとつで全然かわるものだと思います。
ちょっと脱線してしまいましたが、、、
つまり、何が言いたいかというと、、、
☆速度感は卓毎に違うので、打ってみて自分に合っているかどうか見極める。
☆まずは動作は無駄なくスムーズに。
☆思考長考することは当然あるのでフリーやセットなら「すみません」とひと声かけたほうがよい。(悩む時も腕を組んだり肘を着いたり頭ボリボリしたりは心象よくないのでご注意を。触っちゃったときはおしぼりで拭けばOK)
☆この「長考」の程度については目安があるわけではないので本当に「節度ある長考を」になりますが、麻雀はひとりで打っているわけではないことを念頭においてほしいです。
どのお店でもルール、マナーについての説明のときに「みなさんが気持ちよく打てるよう」みたいな一言があったりすると思うんですよね。ルールにないんだから時間をつかうことに文句を言うな!ではなく「今ここだけはどうしても時間を使いたい…すまん!」くらいなスタンスでめいっぱい悩んで欲しいです。
逆に、指摘をする人は「同卓者同士での苦情の言い合い」も遠慮してもらいたいと雀荘では促しているはずなので、直接本人に言うのではなくメンバーさんにこそっとお声がけしてくれたらなと思います。
卓移動とか配慮できることもあると思います。
昨今、放送対局がたくさん観れるようになり、それを観て麻雀をはじめてくれた方もたくさんいます。
その方からしたら、フリーのスピードって最初は驚くかもしれません。
でも、放送に出ているプロは「みなさんに視聴してもらいやすく」打っている部分も多々あります。
普段は和了牌を手元に持ってきたりもしないし、取牌打牌の順番だって逆だったりします。リーチ後のツモ牌をカメラに映すようなモーションもありません、もっと無駄なく打っています。
みんなが同じようなテンポでスムーズに打てたほうが楽しいですよね!速い人って考えてないわけじゃないんですよ!ほんとに!!その速度で打てるだけのことをしてきてるわけですよ。
自分のことを棚にあげて注意してきますね?という人には、これはまた先程と同じで「イライラしてるんだなあこの人」と見守ってあげられるメンタルがあると、常に平常心で打ち続けられる強者に近づけると思います。
そういう人に放銃すると「もう!」って思っちゃったりすることもある私はメンタルまだまだです🥲
なんでも打てるどこにでもいるいつも麻雀してる女流プロでおなじみの私ですが、全然遅くて煽られることだって多々あります。(当然知った仲だからですよ!)それはそういうフィールドで打っているから。
だからもっともっと自分の腕あげなきゃって思います。
結局何を伝えたいかというと、、、
あんまり極端な発想はやめて
みんなが楽しく打てる空間作ろうぜ!
ってことです。
ご拝読ありがとうございました!!!
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