見出し画像

SAKANAQUARIUM2024turnを振り返る前に蜃気楼ツアーを思い出す

療養中に始めた山口一郎のYouTubeチャンネルで、サカナクションに戻るために歌唱配信をしたりしていた一郎さん。
リハビリも兼ねてまずは1人で舞台に立ちたいと、蜃気楼ツアーが行われた。
わたしは、遠征せずに関西の大阪と京都だけでいいやと2公演を取った。

そして蜃気楼大阪公演。なんのSEもなく『しんっ』としている客席に耐えれず開演時間までロビーに逃げたほど張り詰めた空間だった。
そんな、どことなく客席も緊張してる空間の中、一郎さんがステージに出てきた。
大きく2回、深呼吸して、サンプルが始まった。

ライブは感無量だった。
一郎さんが全身全霊で歌ってるのがヒシヒシと伝わってきてめちゃくちゃ感動した。
活動休止前の不穏な呟きや、療養中の姿など
走馬灯のように頭に流れてきて、そんなだった一郎さんが今、舞台に立って歌っているという事にも泣けた。

第2部では、大阪だけでしかやらないと、ダッチマン時代の曲『ヘイカノン』を歌ってくれた。
確かコロナ禍の時のインスタライブだったと思うけど、サカナクションになる前の昔の曲を弾き語りでたくさん歌ってくれた配信があった時に初めて聞いた、『ヘイカノン』。
これを生で聴ける日がくるなんて思わなかった。
それも含めて、蜃気楼はサカナクションのライブとは全然違うライブだった。

サカナクションに戻るためのライブだ、これは。こんなライブは2度とない。これは行けるだけ行かないとダメなやつだと思い、急遽名古屋と広島公演を追加。
広島公演に関しては旦那がお金を出してくれた。推し活に理解あるし応援もしてくれる旦那でほんとうによかった…。

大阪に始まり、京都で終わったわたしの蜃気楼ツアー。京都公演ではもっちと一緒にGO TO THE FUTUREを歌ってくれた。
アイデンティティではもっちとエジがラララで手を振りながら、客席を楽しそうに見ていた。
あとは千秋楽を残すのみの京都公演では、大阪公演とだいぶ違ってみえた。
ひとつの公演が終わるたびに、一郎さんは確実にサカナクションに近づいていったんだなと思えるライブだった。

そして千秋楽の有明は配信組。
サカナクション春から復活します、サプライズがありますと配信で散々匂わせていたから、最終日はサカナクション揃ってなにかしら歌って、サカナクション復活のお知らせと共に、ツアー発表だろうなとは思っていた。
わかっていたのに、新宝島のイントロでメンバーが出てきた時、ありえんくらいに号泣した。新宝島でこんなに泣くなんてってくらいずっと泣いてた。
わたしは、自分で思ってた以上に、ずっとずっとサカナクションを待ってたんだなと身に沁みた。
おかえり、サカナクション!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?