選定の心得
マウスピースを選んで買ってきました!
自分のではなく生徒さんたちの分ですが
コロナ感染拡大によって予定より大幅に遅くなってしまいました💦
サックスのマウスピースは、同じ型番でもかなり個体差があるので、必ず!必ず!楽器屋さんで試し吹きをさせてもらいます。
楽器本体はもちろん、リガチャーとか、ネックとか、楽器屋さんは部分的なものも必ず試し吹きさせてくれます✨
選定作業の流れを例えるなら、
たくさんの種類の野菜からトマトを買うと決めて…(型番を決める)
さらに、たくさんあるトマトから試食させてもらって…
悩んで…なんども食べてみて~
一番美味しそうなのを選んで買うという感じです🍅(選定)
選び方は人それぞれなんでしょうね。
「(マウスピースの)顔を見て決める」という人もいるみたいですが
(ひよこ鑑定士…?🤔)
私は慎重派なので全部吹いてみないとなんとなく落ち着きません😅
まぁ全部吹くとなるとそれはそれで大変なことでもあって
30本!
とか吹くときもあるので
(こんなに本数を用意してくださるのとってもありがたいことですよ!)
意識が朦朧とすることも🤤
よって、元気なときに行かなくちゃダメです(笑)
私のやり方は
高音や低音の鳴り、全体の響き、吹奏感(歯触りが柔らかいとか、固いとか感じますが他の人はどうなんだろう?)
ピッチの良さなんかを吟味して、ランク付けして決めます。
暫定一位!…これは戦力外かな…?とか
どの個体も、愛しく吹けばよい音が鳴るように思われるし
どんな道具も慈しんで扱うことはとても大切ですが
心を鬼にして
「果たしてこれに〇万円出すか…?」
とやり手バイヤーよろしくばりばりとジャッジすることも大切です。
この日も吟味を重ねて2本ほど良いのが見つかりまして、レッスンで無事生徒さんへと渡すことができそうです!
落ち着いた音色の中にも華やかな響きがあって、とても魅力的な音でした。
よき相棒となってくれますように✨
良いマウスピースで吹くと、やっぱテンション上がりますからね~!!!
また感染者が増えてきたときのためにもっと多めに選定してきても良かったかなって思いましたが、
こればかりは出会いなのでピンとくるものがなければ深追いせず。
買わない選択肢もあります。
もしかして選定に大切なことは、
職人の慈しみでもバイヤーのジャッジ力でもなく、
ギャンブラーのもつ引き際の勘、なのかもしれませんね…