日記28
3月14日
全日制の非常勤高校の年度ラスト授業だったので、一緒に組んでいるもう一人の音楽の先生(アートマネジメント出身の方なので楽器の専門というよりか、ピアノと歌その他いろいろできる。羨ましい!)
のピアノと、私のサックスで最後に演奏を披露した。
YOASOBI『夜に駆ける』
…いやもう古くない??という気持ちもあったけれど、
どんな文化度の生徒も聴いたことある率が高いこと、
器楽の良さを発揮できるような楽曲であること、
アップテンポで退屈させないこと
…などを考えるとわりとベストな選曲だったのではないかとひそかに思っている。
来年は多分使えないけど…!
自分は当たり前に”サックスの人”として生きてきたつもりだが、授業で楽器を使うことも使う隙も実はほとんどなくて、
生徒は私の専門をあんまり知らない。話題には出すけど。
歌の界隈の人にも、たぶんサックスなんて吹いてるところあんまりイメージつかないだろうし、読書ともだちなんて私が音楽をやることも、私の苗字が岡村であることも実はあんまりピンとこないんじゃないかって思ってる。
自分のアイデンティティが溶解していく不思議な感じ…。
まぁアイデンティティなんて自分で決めるものじゃないし、見たいように見てくれれば良いと思う。
小中学校の頃の友達なんて、私のことをリレーの選手だと認識している可能性もある。
今は汗も日光も嫌いだからスポーツなんて微塵もやっていないというのに…!!
初めての高校勤務一年間が終わった。
教育実習なんて、職場体験程度のエンタメだったと今では思う。
(私はめちゃめちゃ楽で、教科の先生とも担当クラスの先生ともとても素敵な関係を築けたので、あくまでも私の場合は、です)
維持していくこと、システムに入力していくこと、システムに慣れること、そしてシステムに入力していくこと…
そう、県独自のシステムに出席やら成績やらをちまちま入力していくことが本当に面倒で大変だった!!!🙄
なんか、2,3種類に同じ情報入れ続けたんですけど…?
私がシステムエンジニアじゃなくて命拾いしたな神奈川県よ………!
初年度は一年間のリズムもつかめなくて自転車操業、行き当たりばったりの指示もたくさんしてしまった。
小学校の非常勤一年目の気持ちを思い出した。
それに、在学中に音大受験ソルフェ仕事を始めたときのことも。
とにかく初期の生徒たちには申し訳ないなって思うことが多くある。
でも、あの時にしか出すことのできなかっただろう情熱やエネルギーもあったような気がするから(良く言えばね、悪く言えば力業だったりがむしゃらだったりということ)
どうか大目に見てほしいという甘えた気持ちがあります。
あと、シールとかは一年目の生徒が一番豪華です。キラキラシールとか立体ぷくぷくシールとか、二年目以降はあんなに振舞いません!
来年度も継続することがこの時点では決まっていたので、
もう少しきれいに記録をつけるとか、システム入力をギリギリにやらないとか、見通し(大嫌いな言葉です🙄)を持って日々を過ごすとか、なんか人っぽく過ごせるように頑張りたいと思う。
写真は、その例のシステムってやつで成績をつけ終わって
目がショボショボになった状態で食べたパン。
昔から、動物やキャラクターをかたどったパンが大好きなのである!
目や鼻などのディティールにパンじゃない食材が使われてるのが美味しい!
先は身体を動かさないと言ったけれど、
実は絵心も皆無なのでこういうちょっとした気遣いや遊び心に憧れる。
スタバで、カップに可愛いイラストを描いてお客さんにインスタにアップされたい人生だった……
テニスのサークルとかに入って…(真逆すぎる悲しみ)
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