戦闘能力　HPゼロ

嘆きます。

相手方が実家に帰った。
3日以内に弁護士の所へ走った。

さぁ、この児童虐待、
面倒くさい不動産の揉め事を
弁護士は私の心を何処まで信じ
この依頼を受けてくれるか……

私「先生！私！おおおおおいだせました！」
弁護士「いつ？え？もうここに来たの？（笑）」

家から出て行ってもらうまでは
数ヶ月かかったけど
出て行ってから弁護士事務所に行くのは私的新記録なみに早い行動だった。

それほど守られたかった
それほど怖かった
それほど救いを求めていた

「離婚したいです。こわいです。
許せないです。離婚したいです。」

修復心ゼロの私を見て
弁護士は私の話を聞いてるよな
聞いてないような（笑）
クールな対応をしてはヒヨコの悲痛な日記を読んでは、どーでもいいとこで

弁護士「この絵なんですか？」
私　　「え？飼い犬です」

この弁護士は頭が良すぎて全てに納得をするのか………！？

いや…そうでもなかった（笑）

抑えながらも感情的なってしまう私の説明と恐ろしいくらい冷静な弁護士とのやりとりは1時間程続いた。

ヒヨコの日記は全てコピーされ
依頼書を私に出してきてくれた。

引き受けてくれるのか………
良かった………

私は　煉獄弁護士が良かったから…
煉獄杏寿郎は派手に散ったが
若者たちを守り通した。

うちの煉獄弁護士は…派手に散るようなタイプではないが…
必ず盾になってくれる。

印鑑を押し。深々と頭を下げた。

そして依頼の為のお金を
これもまた私的記録更新のように振り込んだ。

さぁ………ここから私とヒヨコの
悲しみは何度でも何度でも今でも継続だ。ゴングは鳴った。

後戻りはない。

　　　　　　　　　（続く）