弁護士への信頼
花粉来てますね。あざます。
「弁護士費用って高いよね!
みときんぐはお金あるんだね!」
私が弁護士をつけ
この離婚に挑みだした時に
この言葉を職場の人に言われた。
これは間違いなく嫌味だったな…
でもそれどころじゃない私は
弁護士費用なんて
分かってもいなかった。
考えてもいなかった。
今なら言えるぞ!
結果的に弁護士費用は高い!笑
でも弁護士なしでは戦えなかった。
もはや、煉獄先生から
「古株」と呼ばれるほど
長いクライアントになった私…
まだ、残す案件の為に連絡を取る。
数多くの法律事務所の中から、
選んだその理由は
私が受動的な人間だから。
まだ家庭内別居中
家の中で相手から逃げ回っていた時に
よく聞く 法律事務所での
「初回1時間相談」
みたいなものを探した。
そこの事務所にした理由は
本当にたったひとつ。
ラインで申し込みができた。
たったそれだけ。
私は電話をかけるのも
受けるのも
ものすごく苦手。
ライン申し込みで特に折電もない。
今後を思うと通いやすい場所…
だったから…
相談当日は私なりに作ったノートを
大事に持ち緊張しながら行った。
入口のドアは中が全く見えない。
ぬりかべ~が門番のような重いドア。
インターホン後に開けられる
鍵の音。
簡素で清潔な広い部屋。
エアコンの効きは
どの季節でも無関係。
ドラマの街中の法律事務所とは違く
映画で見るような
大きな法律事務所とも違う。
今となれば懐かしい…
初めて会う弁護士。弁護士=凄い人
これは私のイメージ。
その凄い人に
一時間、私は一生懸命説明した。
必死に必死に伝えた。
私の言葉が弁護士に
まったく響いてないのが
分かった。
「相手方を家から追い出せたら
来てください。追い出すの大変っすよ。」
文字で読むと威圧的だけど
続く言葉があった
「追い出せたらその日からでも、
すぐやりますよ。頑張って下さい。
待ってます。」
その関西の言い方は心地良かった。
iPadで絵を書いてばかりの
ヒヨコへの心配を吐露した
その日からの数ヶ月後
「めちゃ良いじゃないっすか〜!
私なんて親に勉強ばっかりさせられて、ヒヨコ氏から好きなもの奪わないでやって下さいよ〜」
と
本当に盾になってくれた
5年ぐらいお世話になる事になるとは
思ってもいなかった
私が信頼できる弁護士になった。
嘘の無い依頼人になった。
ちなみに初回相談はきっちり
一時間五千円+消費税。
私の想像していた感じよりも
背の高いはガタイは良いし
なんかデカい!は、
ノーネクタイ。
一切柔らかい印象もない
感じは良くも悪くもない
声はやたらデカい弁護士。
この人に伝えきること。
私を分かってもらうこと、
状況や証拠、
感情を抑えがちの私にとって
この労力が何よりも大変だった。
漫画やアニメを知らない私ですら
知ることになった鬼滅の刃。
そこにいた煉獄杏寿郎が
私の代理人に似ていた。
そこから私は煉獄さんに似てると
ヒヨコに教えてあげた。
その日から煉獄先生になった。
ちなみに私は
女の弁護士が良かったんだけど
結果的には
相手方は女性弁護士
私は煉獄弁護士に。
見事なる冷静熱量を発揮してくれた。
長い長い時間が始まった。