涙色の空、好きだからサヨナラ

涙色の空に浮かぶ、言葉にならない想い
何度も彼のことを思い出すたび
私の胸の中に浮かんでくるのは
あの涙色の空

"涙色の空に　君を想うたび
悲しくて　切なくて
もう一度、君に触れたくなる"

好きだからサヨナラ

涙色の空

「また、会おうね。」

最後の日に、そう伝えたあの時
もう、会うことはないことを知っていた。

二人の間にある距離が、そして過去が邪魔をする。

出会いはいつも突然で
あっけないくらい簡単に、その出会いは終わりを迎えた。

あれから月日が流れてもまだ覚えている。
最後に交わした言葉、手のぬくもり、涙色の空、好きだからサヨナラ。

慣れない動画を撮ってビデオを送ってくれたね。
声を聞くだけで嬉しかった。
メッセージが来るたびに嬉しくて笑顔になって
会いたくて、会いたくて、会いたくて
また会いに来てくれる日を待った。

それなのに、なぜか不安になって
愛することが怖くなって
傷つくことが怖くなって
未来を考え始めると
失う恐怖の方が大きくなった。
一緒にいればいるほど
終わりが来る時の傷は深くなる。
深く愛する前に、さよならした方が楽だって。
そんな風に自分に言い聞かせた。
涙色の空、好きだからサヨナラ

涙色の空に浮かぶ、言葉にならない想い
何度も彼のことを思い出すたび
私の胸の中に浮かんでくるのは
あの涙色の空。

"涙色の空に　君を想うたび
悲しくて　切なくて
もう一度、会いたくて"
涙色の空、好きだからサヨナラ。
涙色の空

あなたに出会えたから
あなたがくれた愛の種を
きっといつか美しい花を咲かせる。