mmhmmはライブ配信で実用に耐える!
私の勤め先(株式会社ロクナナ)は、制作部門、撮影・映像部門、教育部門があります。
そのうちのひとつ、教育部門では、今年から徐々に稼働させていく「ロクナナワークショップ・オンライン」があります。
昨日初回配信を終え、大活躍してくれたmmhmmについて書いてみたいと思います。mmhmmが大好きでたまりません。
前年に行った配信イベントでの反省点
2020年は、3つのセミナーイベントとSketch Tokyo 2020をすべてライブ配信にて開催しました。
配信用の機材などは一才使わず、手持ちのマイク付きBluetoothイヤホンでZoomを利用しました。
後でアーカイブを自分で見て思ったことは、「音質どうにかしなければ」と、「自分の姿が画面いっぱいにどーん!と映っている必要はまったくない」でした。
周囲はみんな持っているATEM Mini
私の周囲はみんなATEM Miniを持っています。持っていないのは私だけです。流石に買おうかなとも考えましたが、勤め先の会社にあるので個人で買うことはしませんでした。
これがどれほど優れた機材であるかということは概ね理解していますが、漠然と「私に必要なのはコレじゃない」感が常にあったということもありました。
mmhmmがどうしても気になって仕方がなかった
ATEM Miniとは比べ物にならないほど、一発で気に入ってその魅力の虜になってしまったのがmmhmmです。
なんて素敵なのでしょう!どうしてもこれを使いたい!!!
2020年8月8日にmmhmmをMacにインストールしましたが、当時はまだPrivate betaでした。
劇的に重たくて、すぐ落ちるし、これでは流石にライブ配信で使うことはできないですよね。もう少し待とう、必ず向上するはずだと信じて。
2020年9月当時のmmhmm。この時点でiPhoneの画面を表示できるようになっていました。
Mac版mmhmm正式公開
2ヶ月ほど過ぎた2020年11月、mmhmm正式版リリース!
そしてブログには「学生と教職員のみなさまに mmhmm プレミアムを 1 年間無料で提供することにしました。」との記載が。
早速申請。講師をしている専門学校でのリモート授業で活用させていただきます!!
ビッグハンドモードが機能追加されたり、動作もかなり軽くなったり、そろそろ実用に耐えるなと判断。Goサインです。(というより希望、期待の方が強かった)
MacBookについているカメラはあまりに良くないと思うものの、mmhmmのプレゼンター表示を使うので、スクリーン全体に自分の姿を映すことはありません。従ってカメラ新調は必要ないと切り捨て、引き出しに眠っていた歴代スマートフォンを引っ張り出し、Webカメラになってもらう機種選び。
結局、Pixel3にIriumWebcamアプリを入れて使うことにしました。安定性を考え、USB接続で利用です。
mmhmmのスクリーンシェアで注意が必要な点
mmhmmでは、以下の5つのメディアを読み込めます。
・画像
・テキスト
・スクリーンシェア
・カメラ
・ドキュメンテーション
Sketchでのデモを見せたくてスクリーンシェアの「ウィンドウを共有」を選んだところ、サブメニューやプルダウンメニューが表示されないという問題がありました。これではデモができません。
そこで、「スクリーン全体を共有」を利用しました。これでサブメニューが配信画面にも表示されるようになりました。
これは、スクリーンそのものを共有してしまうので操作を誤ると意図しないものを配信してしまうリスクがあり、注意が必要です。
次の新たな問題は、普段私が使っているディスプレイ解像度である2560x1440のままだとメニューの文字が小さくなり過ぎて見えません。そこで配信の時だけ解像度を1600x900に変更しました。
↑ディスプレイ解像度2560x1440での表示
↑ディスプレイ解像度1690x900での表示
少し手間がかかりますが、mmhmmの利点は魅力的ですからこのくらいは仕方ないと割り切りました。
いよいよ配信本番!
mmhmm→OBS→配信用プラットフォームという構成で、来る日も来る日も配信オペレーションしながら講義する練習。
あっという間に本番の当日。
30分間の無料配信と、2時間の有料配信、合計2時間半の利用に耐えたmmhmm。
いや、「耐えた」は適切な言葉ではないですね。
言い直します。
問題なくサクサク動きました!!
昨年夏の、実用には到底耐えなかった状態を知っているので、愛おしさが込み上げてきました。
音質向上の話も書きたいですが、今日はmmhmmの話なので、後日改めます。
ところで、ワンオペってヘロヘロになりますね。オープニングとエンディングでBGM流すから大変なんでしょうか?慣れの問題でしょうか?