骨格修正は小顔の近道♪「ひよっこメイク講座」<11日目>
今日の内容は、骨格修正(シェーディング)についてです。
メイクを勉強していて何が良かったかと言えば、まずこの「骨格修正」をあげたいです。
メイク学校に在籍していたときに、プロデューサーからメイクをしてもらう機会があったのですが、まだポイントメイクをしていない、この骨格修正の段階で、「おぉ~、変わった!」と驚いたことを、今でも昨日のことのように思い出します。
そんな骨格修正ですが、これをする意味には、2つあります。
【骨格修正をする意味】
1.顔の外側(輪郭)の形を整えて、顔全体を小さく見せるため
顔型の理想型は、「逆たまご型」(※)と言われています。
(※尖った方が下向きになっている形をイメージしてくださいね)
この、逆たまご型に近づけるために、輪郭で張っている箇所があれば「面取り」するかのように影色をつけます。
さらに、フェイスライン全体に「影色」をつけることで、小顔に見せていきます。
2.顔の中心に「彫り深さ」を出して、より小顔に見せるため
眉頭から鼻の両脇にかけての、いわゆるノーズシャドウと、上まぶたのアイホールのくぼみ、に影色をつけて、鼻を高く見せたり、彫り深さを強調したりします。
こうすることで、お顔が平面的な印象から、立体的な印象へと見え方が変わります。
【骨格修正を行うときのポイント】
1.顔の外側(輪郭)に行う場合
しっかり骨格修正をしたいときは、毛先が短めで平らになっているフラットブラシで、ふんわりと骨格修正をしたいときは、毛先が長めでふんわりとしているパウダーブラシを使いましょう。
外側から内側に、シュッシュッとリズミカルにブラシを動かすのがポイントですよ。
「逆たまご型」を意識して──頬骨の張りを感じる方は、頬骨にも、エラの張りを感じる方は、エラの部分に、多めに影色をつけてみましょうね。
2.顔の中心に行う場合
アイシャドウブラシで、毛先が斜めになっているタイプが使いやすいですが、ない場合にはアイシャドウブラシでOKです。
眉頭の少し下に、くぼんでいるところがありますよね。
ここを「始点」とします。
まず始点から、アイホールのくぼみに沿ってブラシを横に動かしていきます。
次に、その始点からまっすぐ鼻すじの横をとおり、下に向かってブラシを動かします。
最後に、鼻の中心、鼻先の丸みを削るように、V字を描く様な感じでブラシを動かします。
骨格修正で入れた影の色が、始点がずれてバラバラに入っていると、ただ顔に暗い色が入っただけの、‘くすんだ人’になってしまいます^^:
ですので、ブラシを使って、骨格の「つながり」を意識しながら、行ってみてくださいね。
微妙な色での細かな作業ですが、これがメイクの威力です。
顔を触って、骨格を感じながら、やってみましょうね。
上手にできると、小顔効果も実感できますよ!
「ひよっこメイク 講座」※とは?
※2005年に販売した、過去のオンラインメイク講座です。
□ 一度ひととおり、メイクの全容をざっくりと知ってみたい
□ メイクデビューしてもう何十年も経つけど、キレイの引き出しを増やしたいかも
という方におすすめです。
(メイクアップの‘変わらないセオリー’‘自分の中の原点’に立ち戻ってみたいと思い、今回、一部編集・リライトしてお届けしています。)