
血色を演出する ニュアンスカラー「ひよっこメイク講座」<12日目>
今日は、ベースメイク最後のステップ、「ニュアンスカラー」についてです。
これまで、このようなステップを経てきましたよね。
・ファンデーションをつけて
・必要な箇所にコンシーラー)を塗り
・フェイスパウダーをつけて
・骨格修正をした。
そして迎えた今日。
まじまじと顔を見てみると、、これだけだと、何かが足りないんです。
・・そうです!
顔の‘自然な赤み(血色)’が消えてしまっているんですね。
そこで、消えてしまった血色を自然に戻しておこう、ということで登場するのが「ニュアンスカラー」(※)です。
(※ニュアンスカラーとは、はっきりと何色といえないような、あいまいな淡色、と思ってくださいね。
この講座では、チークの色がうすまったような、柔らかい色味のことをさします。)
「プレチーク」のような感じでとらえていただけたらと思います。
「でも、チークだったら、あとでつければいいんじゃないの?」
と思った方もいるのではないでしょうか。
はい、わたしも以前、同じように思っていました。
でも、知ってしまったら、やらずにはいられなくなりました!
🌸【ニュアンスカラーを、チークの前に使う理由】
1.内側からふわっとした、きれいな色のグラデーションを出すため
後からチークを入れたとき、肌とチークの色の差がくっきりと出ず、美しい色のグラデーションができるんです。
2.全体のバランスをとりやすくするため
後からポイントメイクでチークを入れるときに、全体のバランスがとりやすくなるんです。
どのくらいチークを足すのか、または、チークを抜こうかなど、調節しやすくなるんですね。
チークだけですと、どうしても肌とチークとの色の境目がくっきりしてしまいます。
かわいいメイクの時にはそれももちろん「あり」なのですが、普段のメイクでは、いかにメイクの痕跡をなくして肌そのものをキレイに見せられるか、がポイントになってきます。
ですので、このニュアンスカラーで自然に見せておこう!ということなんです。
🌸【ニュアンスカラーの基本的なつけ方】
◇用意するもの◇
●ニュアンスカラー(使うチークの色が、薄まったような色)
●チークブラシ(大きめのもの)
1.ふんわりと、やさしい、あたたかいイメージのメイクにしたいときのつけかた
1.ブラシに色みとり、一度ティッシュの上で余分な粉を払います。
2.ほほの中央(黒目の下よりも外側の範囲に)にやさしくのせ、丸くぼかしたり、広めにぼかしたりしましょう。ほんわりとニュアンスカラーがつきます。
3.色を足さずに、額の先端やあご先にも色をほんわりのせておくと、さらにお顔全体からやわらかいイメージが出てきます。
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2.キリっとした、大人っぽい、クールなイメージのメイクにしたいときのつけかた
1.ブラシに色みをとり、一度ティッシュの上で余分な粉を払います。
2.ローライトの位置:頬骨の下の凹んでいるところから口角に向かって、直線をひくような感じで、一気に色をのせます。
3.色を足さずに、額の先端やあご先にも色をほんわりのせておくと、さらにお顔全体から大人っぽいイメージが出てきます。
これで、あなたのベースメイクが、キレイに完了しましたね。
いままであなたのしてきたベースメイクと、仕上がりに、何か違いはありましたか?
「ひよっこメイク 講座」※とは?
※2005年に販売した、過去のオンラインメイク講座です。
□ 一度ひととおり、メイクの全容をざっくりと知ってみたい
□ メイクデビューしてもう何十年も経つけど、キレイの引き出しを増やしたいかも
という方におすすめです。
(メイクアップの‘変わらないセオリー’‘自分の中の原点’に立ち戻ってみたいと思い、今回、一部編集・リライトしてお届けしています。)