
透明美肌に仕立てる フェイスパウダー「ひよっこメイク講座」<10日目>
「9日目」の、ファンデーションとコンシーラーの仕上がりのチェックは、いかがでしたか?
ファンデーションを塗ると、ひとまず安心・・してしまいがちですが、もう1つ、ベースメイクには欠かせないアイテムがありますよね。
それが、フェイスパウダーです。
私のメイクデビュー時、このフェイスパウダーの存在を知らなかったがゆえに、すぐに顔中、テッカテカになっていました。
「鼻などの崩れやすいところには、薄く塗る」は、今でこそ常識的ですが、当時はそんなことをつゆ知らず、「崩れやすいからこそ、しっかり塗らなくっちゃ!」と勘違いをしていました^^;
あぁ、あのときの私に教えてあげたかった・・・フェイスパウダーの存在を。

フェイスパウダーは、そのパウダーが適度に油分を吸収してくれるので、ファンデーションのもちをよくして、メイク崩れを防いでくれます。
また、パウダーが光を乱反射するので、お肌の透明感を出して、肌の美しさを強調してくれるんです。
(「透明感」と聞いて思い出す(※)のは、以前の花王ソフィーナの「レイシャス(パウダーファンデーション)」のCMです。(※2005年当時)
矢田亜希子さんの、まばゆい、パーンと明るく輝いた肌・表情が、レイシャスのコンセプト=『美人光線』をうま~く表現しているなぁと、とても印象的でした。)
透明感や密着感、つや感・・これらの質感が出るからこそ、美しいベースメイクが完成するんですね。
今日はフェイスパウダーの基礎を知って、どんどんベースメイクの腕前を上げていきましょうね。
🌸フェイスパウダー 色による仕上がりの違い
1:ルーセント(無色)
ファンデーションの色を変えずに、透明感ある肌にしてくれます。
「ルーセント」とは、もともと英語の‘lucent’(←輝く、光る、透明な、の意)からきています。
「カラーレス」「トランスルーセント」などと書かれたものもあります。
2:ホワイト
色白な肌をさらに透明感をアップさせる。ハイライトとして使うのもいいですね。
3:ベージュ
ファンデーションの色に近いので、自然な仕上がりになります。
4:ピンク
顔色を良く見せ、やさしい印象に見せてくれます。
5:パープル
くすみがちな肌に透明な明るさを出してくれます。
6:ブルー
透き通るような、澄んだ透明感を出してくれます。
その他に、ラメが入っていてきらきらするものや、パール感がありつやつやした仕上がりになるものなどがあります。
🌸<フェイスパウダーの基本的なつけ方>
1.パフにパウダーをつける
2.パフをもみこんで、粉をパフになじませる
3.パフを2つに折り、テカリやすい鼻すじ、小鼻をやさしくつける
4.額と、頬の内側から外側につける
ころん、と転がすような感じでね。
5.パフを2つに折り、よれやすい下まぶた→上まぶた、をつける
パウダーをつけるまえに、ここがヨレていたら、先にスポンジで
ヨレているところを直してからつけましょうね。
下まぶたをつけるときは目線を上に、上まぶたのときは目を閉じて。
ころん、とパフを転がすような感じでつけましょう。
6.フェイスラインにつける。
髪の生え際から、耳の内側、あごさきまで。
7.大きめのフェイスブラシではらう
やわらかく毛足の長いフェイスブラシで全体を軽くはらって完成です!
透明美肌に仕上がるフェイスパウダー、ぜひお試しになってみてくださいね。
「ひよっこメイク 講座」※とは?
※2005年に販売した、過去のオンラインメイク講座です。
□ 一度ひととおり、メイクの全容をざっくりと知ってみたい
□ メイクデビューしてもう何十年も経つけど、キレイの引き出しを増やしたいかも
という方におすすめです。
(メイクアップの‘変わらないセオリー’‘自分の中の原点’に立ち戻ってみたいと思い、今回、一部編集・リライトしてお届けしています。)