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【民泊アレコレ】Airbnb、室内カメラ禁止…屋外防犯カメラの電源がない場合どうする?

2024年4月30日からAirbnbの規約変更により、民泊新法の場合、室内に防犯カメラの設置ができなくなります。←と、書いてnoteの記事をアップしたのが4月27日のこと。

その後、4月30日にAirbnb社からメッセージがホストに送られてきまして、日本における旅館業(細かい規定がありますので公式サイトをご確認ください)の場合は玄関部分への防犯カメラ取り付けが許可される、とポリシーが変更になりました。


今までは旅館業でも民泊新法でもプライバシーに配慮した形(当然バスルームや寝室はNG)かつ、ゲストに対して設置場所を明記していれば設置してもOKでしたが、たとえ電源を切った状態だったとしても”新法の場合”は防犯カメラを室内に置くのもNGに。

ということで、私は前回更新したnote今後は「屋外カメラ+室内の人感センサー」で民泊を運営する…と書いたのですが。

実は正しく書くと「屋外カメラ2台+室内の人感センサー」で運営。
流石に小心者&心配性すぎるのではないかと自分でも思います。

当然、元々は屋外防犯カメラ1台のつもりだったのですが、有料noteをご購入いただいた方から「屋外カメラの電源が取れない場合、どうやって防犯カメラを設置していますか?」とご質問いただきました。

私もそうなのですが「賃貸」「区分マンション(アパート)」で民泊を運営している場合、大掛かりな電気工事もしづらい・できないと思うので・・・直接電源がとれなくても使えるガジェットを探して購入して取り付けてみたらかなり使い勝手が良く、カメラを2台つける流れになってしまったと言うわけです。


セキュリティカメラの条件

まず今回の電源不要のカメラ購入にあたり、いくつか条件を決めました。

1、電源や配線が不要であること
  これは前述の通り、工事をしないという条件なので。
  取り付けに大掛かりな工事が必要なものも嫌。

2、屋外に取り付けられること
  
吹きさらしの環境ではないですが外廊下の物件に取り付けるので、防塵防滴はマスト。

3、ソーラー式でないこと
  もちろんソーラー式をうまく使いこなしている方もたくさんいらっしゃると思うのですが…私の周りでは「ソーラー式いまいち」という声ばかりを聞いていたので天気に左右されるのは嫌だなぁと思って。

4、バッテリーが長く持つこと
  ソーラー式を候補から外すと必然的にバッテリー式が第一候補に挙がってきます。ただ私の民泊部屋は全て家主不在型で運営していますので、頻繁にバッテリー交換ができない。ということでバッテリーの持ちも重要。

実際上記4つの条件で探し始めてみて、この「4」が選択肢を狭めたなと感じました。
バッテリー式のものはたくさん世の中に存在するのですが口コミを読むと1ヶ月しかもたないとか、バッテリーが一体になっていて取り外しができず、毎回充電に数時間かかるとか…。

以上の条件を踏まえて購入したのがコチラ。

【購入1】Amazon「Ring Battery Doorbell Plus」

まず購入したのは Amazonが出している Ring Battery Doorbell Plus です。
これ、使っている方も多いのではないでしょうか?

防犯カメラではなく、ドアホン(インターホン)としてAmazonから発売されているRingのバッテリーモデル。

今日値段見たらセールで2万円切ってました…
箱の中身はこんな感じでとてもシンプル

強度的にはドリルでドア自体に取り付けた方がいいとは思うのですが、私は付属品の両面テープでドアにピタっと貼り付けてます。
盗難が心配な方は盗難防止マウントも売ってました(私はつけてませんが)。

IP55等級防塵防沫なので屋外に取り付けても大丈夫。

使用開始の設定はringのアプリをスマホにダウンロードして、本体のQRコードを読み取って手順に従って行えばものの数分で完了します。

Ring Battery Doorbell Plus カメラの画質

写っているのは弊社のバイトさんです(いつもありがとうございます!)

インターフォンでありつつモーション検知機能があるので、カメラの前を通ったり立ち止まったりして人が映ったことを通知=セキュリティカメラの役割も果たしてくれます。
多くのセキュリティカメラと同じで、無駄な通知や電池の消耗を減らすために「この範囲に人が入ったらスマホに通知」という設定も可能。

写真の上部にはモザイクをかけましたが、実際は超クリア。
昼でも夜でも十分すぎるほどに綺麗です。
上の写真は実際の画像ですが、この”Plus”モデルは「置き配」にも対応しているということでかなり広角、足元まで写ります。

Ringは会話もタイムラグなく可能

こちらはそもそも「インターフォン」として売り出されているものなので、呼び鈴が押されると外出先からでもスマホアプリを通してドアの前にいる訪問者と話ができる優れもの。

実際にバイトさんと話してみましたが「タイムラグ全然ない!すっごくクリアに聞こえる!」ということで。例えば、ドアがうまく開かないなどチェックインの時のトラブル対応などでも便利かもしれません。

ただ、私はゲストとのコミュニケーションは極力Airbnbのメッセージツールを使うようにしているため、この会話機能を使う機会はなさそう。ということで、真ん中のボタンの上に「Security camera」というシールを貼ってボタンの存在感をなくしました。
”えーい、これ押してみよー”とやたらと押されたら困るので。


バッテリーの持ち時間

公式サイトには「1度の充電で数ヶ月持つ」と書いてありますが、あまりにも曖昧な表現。

ということで、実際に試してみたところ、2024年4月5日に設置して利用スタート。22日後の4月27日時点でバッテリーの残量は79%でした。
ざっくり1日1%減ってるという感じでしょうか。
残量はアプリから確認でき、それも大変便利です。

当然、モーション通知の頻度などや設置環境にもよりますが(私の部屋の場合)理論上、1回の充電で約3ヶ月くらいはバッテリーが持つ計算です。

この商品を購入するとバッテリーが1つ付属していますが、付帯のUSB-A / Mini USBケーブルを使って充電がフルになるまでかなり時間がかかることがわかったので(6〜7時間)、私は予備バッテリーも購入。
2ヶ月に1回くらい交換しようかな、と思っています。

※バッテリーではなくて、専用のアダプターを使えば電源コンセントに接続することもできるようです。

【購入2】Amazon「Ring Battery Doorbell4」

Amazon Ring Plusを購入して気に入ってしまい。
「これ、全部屋につけたいかも」と思ったのですが…1台2万円はちょっとコストかかるなぁということで、1つ前のモデル「Ring Battery Doorbell4」を買ってみることにしました。

Amazonの製品なのですが、Ring4に限って言うと(PlusはAmazonが現時点で最安)楽天とかビックカメラの方が安く、私も楽天で購入。
2024年4月時点で1万3000円位です。

箱も、中身の見た目もほぼ同じ。付属品も同じでした。

バッテリも1つ付いてきます。予備バッテリーは別売りで3500円位。

Ring Battery Doorbell 4 カメラの画質

画質はPlusと全く変わりません。
結論から言うとコッチでいいと思います。笑

大きく違うのは、画角。
Plusの方は荷物が置き配されているかを確認できるというのが売りなので、かなり広角で足元まで撮影されますが、Doorbell 4の画角はこんな感じ。

周辺はモザイクをかけましたが、私のボロボロ感まで伝わる高画質。

画角以外基本的な機能は一緒なので、入室する人の顔を確認するには充分。セキュリティカメラの機能もきちんと果たします。

バッテリーの持ち時間

こちらも公式サイトには「1回の充電で数か月持ちます」と書かれているので、Plusと同じくらいバッテリーは持ちます。

ただ、これは設置環境の問題なのですがDoorbell4を設置した部屋はWi-Fiが若干弱く、その関係なのかバッテリーの減りが少し早いように思われます。

Ringのバッテリーをより長く持たせるにはWi-Fi環境がいいところに設置するというのもポイントかもしれません。

ちなみにバッテリーはRing4 も Plusも同じなので汎用性があります。

ざっくりまとめ

…ということで、現在私の民泊部屋には
★屋外カメラ1(電源コードあり)
★屋外カメラ2(Ring)
★室内人感センサー
  があります。

さらに言えば、スマートロックを利用しているので…上記に加えて
★キーパッド
★スマートキー
 の操作履歴でも人の出入りが確認できるということで、合計5つの方法で人の出入りをチェックしています。
(当然、随時確認してるわけではありませんが)


Ringの存在は民泊をスタートさせた時から知っていたのですが、実際使ってみたらとても使い心地が良かったので、室内カメラNGのタイミングで導入に至りました。

新しいAirbnbのポリシーには「屋外カメラも設置場所をリスティングに明記すること」と書かれているので、そちらも合わせてお気をつけください。
私もしっかり書きました。

いろいろなやり方があると思いますし、もっと効率的な良い方法もあると思うのですが…Ringは本当にお手軽でした。自宅にもつけようかな。

私のような超心配性の方の参考になりましたら幸いです。



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