大好きな野球から働き方に気づいた
フリーランスになって4年目を迎えているのですが、会社員を辞める際に周りから「凄いねー」と言われることにとても違和感を感じていました。
なんで、凄い事なのだろう?
私にとっては、何も特別なことはなくたまたまきっかけがあって”やってみよう!”と決心しただけのことであって、それが凄い事なのかは実感がありませんでした。
いざなってみるとどうでしょう。
友人の紹介や前職からの繋がりでありがたくいただくお仕事は切れることはなかったもののそれは全て自分に出来る事だったのだろうか?と今思えば疑問視するようなものも正直ありました。
とにかく、自分を大きくみせなくては!と必死に背伸びする自転車操業のようなリアルな日々が待っていて、税金のおそろしさやその為に働いてるのではないだろうか?と錯覚するくらい「何のために」働いているのかを見失う程、余裕のない私がそこにはいました。
そんな時に今では心のオアシスにもなっている野球に出会ったのです。
出会ったときはただ単純に息抜きとして
「楽しいなー!!!」
と思える時間だったのですが、本編でも書かせていただいているように北海道日本ハムファイターズの中島卓也選手を応援するようになってからは、彼の野球に対する姿勢や彼だけに限らず野球選手の生き方にハッとさせられる事が多くなっていきました。
これは、どんな職業でも言えることだとは思うので持論に過ぎませんが、球団から評価される立場として選手たちも必死に生きる道を考えて考えて考え抜いて、一握りの一軍のプロ野球選手として人生を歩んでいる事を思ったときに私は自分を大きく見せることに必死になっているだけで何も出来ていなかった事にやっと気づけたのです。
つまりは、地に足のついた等身大の仕事が全く出来ていなかったという事です。
等身大であることの大切さ
中島選手の生き方はその当時の私の無力さを救ってくれました。
直接何かを言われた訳ではもちろんありません。
しかし、仕事で路頭に迷い始めたころデザイン系の仕事をしてる事もあり私らしさを生かした仕事をしなくてはならない立場でそれが発揮できない事に苛立ちと無力さに今更ながら「凄いねー」と周囲から言われた意味が分かった気がしました。
いかに、自分のアピールポイントを自己プロデュースしそれを発信していけるかどうか?フリーランスという立場はそういう勝負の世界だったのです。
中島選手は、とあるイベントでこう仰っていました。
野球ではチームワークが大切。自分をよく理解し、チームメートのことを考え尊重する事が大事
そう、自分をよく理解する事で等身大でありながらも役割を全うする
photo by tatsuya020403
それに気づかせてくれたことで一気に気持ちが楽になりました。
誰にだって得意不得意はあるものです。自分に出来ることを120%出していけばおのずと結果はついてくる。自分らしさって何だろう?自分をよく知り得意なことをどんどん伸ばしていけば良いのです。
それを野球に取り組む姿勢から教えてくれた中島選手。ファウルで粘る事をステップに打撃の変化が訪れている2018年シーズンも残りわずか。来シーズンの飛躍にも益々の期待がかかります。私も今の自分にもっと気づいてあげて仕事に活かせるアピールポイントを伸ばしていこうっと。