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私が感じた産後の変化、トラブルについて

私は今年9歳、6歳になる2人の子供を育てています。
26歳で1人目、29歳で2人目を出産しました。
1人目と2人目では年齢的なものや初産婦、経産婦の違いなどで体の状態も違ったように感じます。
今回はそれぞれに感じた産後の体の変化やトラブルについてお話していたいと思います。


1人目の産後

1人目の産後に感じた体の変化としては、正直そこまでありませんでした。
ただ、分娩時間がまあまあ長く特に分娩台に乗って、いざ!イキんでいいよ!
となってからが結構長く、最終的に吸引するかしないか…といったところで
会陰切開をしてやっと出産出来たこともあるのか、産後の会陰部の痛みがなかなか辛かった記憶があります。
必要ないと思っていた円座クッションも退院後すぐに西松屋に駆け込んで購入しました。
ただ、その痛みも徐々に改善され大きく悩まされることはありませんでした。

このように体の痛みや変化はそこまで感じませんでしたが、初めての育児で体の辛さよりも精神的な不安が大きかったのかな、と思います。

2人目の産後

1人目の産後はあまり体の痛みや変化は感じなかったものの…2人目となると、
そうはいかず色々なトラブルを感じるようになりました。

1.恥骨痛

妊娠中から恥骨の痛みは感じていましたが、産後数ヶ月はこの痛みに悩まされました。特に産後直後は痛みに加え骨盤全体の不安定さが強く、歩いていても骨盤周囲がグラグラしている感覚がありました。(このグラグラ感はインナーマッスルの機能が低下していたこと、妊娠中に分泌されるリラキシンというホルモンの作用によって関節を固定している靭帯が緩んでいたことが原因の一つではないかと思います。)

主に恥骨痛は寝返り時、歩行時に強く感じました。

※恥骨結合は出産に向けて10mm、分娩時は40mm開くとされています。
特に、出産時に赤ちゃんの回旋異常があったり、頭囲の大きな赤ちゃんの場合、
恥骨結合の損傷や緩みが起こり出産直後から痛みが出現します。
こういった場合は骨盤ベルトで骨盤を締めることで徐々に改善します。実際、私もしばらくの間トコちゃんベルトを使用することで痛みは和らいでいました。

ただ、同じ恥骨痛でも注意したいのは産後しばらくしてから徐々に出現する痛みです。徐々に出現する恥骨痛には剥離骨折や恥骨結合の離開などが考えられるため、整形外科の受診が必要になることもあります。

私は、産前から産後にかけてこの恥骨痛がしばらく続き、ある日突然股関節の内転筋に力を入れた瞬間にバキッと衝撃が走り…恥骨がハマる感覚がありました。
恐らく、恥骨結合に付着する股関節内転筋に力を入れたことでたまたま整復されたのかもしれません。(これはあくまでもたまたま起こった私の経験で正しい方法ではありません。)
それ以降、痛みは消失しました…

2.お湯漏れ

次に感じたトラブルはお湯漏れです。
お湯漏れとは、お風呂で湯船に浸かった後に膣からお湯が漏れ出ることですが、これは2人目の産後直後から感じました。
最初はそんなことが起こると思わず「お風呂後 お湯 漏れる」とググってしまいました。笑

これについても産後、骨盤底筋群の機能低下で起こる症状の一つであり、骨盤底筋群のトレーニングで改善されることが多いです。

※骨盤底筋群は骨盤底にあり、臓器を支持する役割があります。
特に帝王切開に比べ経膣分娩で過度に伸張されるため機能低下を起こしやすいとされており、産後に起こる様々なトラブルに影響されることから産後ママにとってこの骨盤底筋群のケアは重要とされています。


ちなみに、この骨盤底筋群にについては私も学び始めてとても奥深いことがわかり、簡単には語れずまだまだ勉強途中ですので追って投稿したいと思います。

3.姿勢の変化

この問題については現在進行形で感じていることの一つですが、2人の妊娠、出産、育児を通して姿勢がかなり変わってしまいました。
なぜ姿勢変化が起こるのか…

それは重心位置が変わることが影響しています。徐々に赤ちゃんが大きくなっていくとともに子宮の容積と重量も増していき、お腹は前上方へせり出ていきます。そして、重心位置も非妊娠時に比べ前上方へ変位します。
重心位置が変わり、大きく重くなったお腹で動かなければならないため姿勢も変化していく訳です。

※一般的に胸椎後彎、腰椎前彎増大、骨盤前傾する(kyphosis-lordosis姿勢)傾向にあるようですがその他、胸腰椎ともに平坦で骨盤後傾する(flat-back姿勢)、胸椎後彎、腰椎平坦、骨盤後傾する(sway-back姿勢)こともあり、絶対にこうなる、とは決まっていない様です。(kendallによる姿勢分類より)

私の場合はsway-back姿勢となりました。

姿勢が変化することで腹部の筋肉が効きにくい状態になったり、腰痛の原因になることもあるので私は日頃から出来る限り恥骨上に胸郭が乗るような姿勢を心がけています。

また、sway-back姿勢は産後の子供を抱く動作からも起こりやすい姿勢の変化となっており、出来る限り体に負担のかからない抱っこの仕方や抱っこ紐の使い方をすることも重要になります。

以上が私が感じた産後の体の変化、トラブルです。また、お湯漏れと姿勢の変化は産後6年目の現在でもいまだに感じています。

私の場合は1人目と2人目の産後でかなり大きく違ったように思います。やはり経産婦さんの方がトラブルが出やすいようではありますが人によって症状は様々です。特に、2つ目に挙げたお湯漏れだったり、その他尿漏れなんかは周囲に相談することに抵抗がある症状かもしれません。
ただ、確実にこれらの問題は産後ママのQOLを低下させる要因の一つではないかと思います。だからこそ、相談しやすく、解決してくれる場が必要だと思うのです。


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