今日も今日とてシルバニア

実はうちの3人目にして初の女の子(現在8ヶ月)は、相当なる高齢出産で産まれてきました。

というか、もう1人目から、昔で言うところの○の中に高(高齢の高)と書いて「マルコウ」と呼ぶ高齢出産だったので、驚くほどのことでもないのですが、1人目を産んだときは「これが最初で最後の出産だろうなぁ」という、母親の勘みたいなものがありまして、そりゃあ感慨深いものでしたし、お金なら払う!みたいなマタニティハイで個室にしちゃったし、ちょっとセレブな病院だったし、母乳マッサージにも惜しげなく通ったし、その後も3歳まであちこち連れて行って大事に大事に育てたものでした…。

が、なんと彼が3歳の時に、弟が、そして8歳で妹ができるとは誰か想像したことでしょう! 

結論。母親の勘とか、私にはない。

で、人生設計の予想にはなかった3人兄妹の母となったわけですが、もう、なにがなんだかわかりません。毎日24時間、何してたかな?というレベルで時間がお粥みたいに流れていくわけです。っていうかお粥って流れるかな?ってのはおいといて。

その3人目ができる前、正確には卵ですらなかったころ、私はシルバニアの家を買いました。昔からドールハウスが欲しかった私は「子供が生まれたら一緒にシルバニアファミリーで遊ぶの♪」と思っていたわけですが、生まれてきたのは二人とも玉のような男の子で、トミカ、プラレール、仮面ライダー、なのです。いや、もしかしたらシルバニア出せば一緒に遊んでくれたかもしんない。でも出したくない。

なぜなら「ショコラうさぎちゃんキーック!」とか「ペルシャ猫ちゃんの攻撃&防御でダメージ100!」とかなるのが目に見えるから。

なので、私の大人買い的な秘密のおもちゃとして封印されつつ、その数を増やしておりました。秘密のおもちゃってなんか絶妙にエロティックですね。

で、シルバニアって当然人形と家と家具で揃えてシチュエーション考えて配置して遊ぶんでしょうけど、私としては人形いらねぇ!家具だけ欲しい!みたいな感じで、とあるおもちゃ屋さんで見てたら、ママ友に会いまして、そのママ友も男の子2人のお母さんなわけですが「シルバニア憧れるよねー♪」みたいな会話になり、そこで彼女は人形かわいい💞私は人形いらねぇ!となり、最終的に「え、それって病んでない?」と言われました。空き家萌え、病んでますかね?
完全に余談です。

シルバニア沼にハマると、お金はもちろん、人間の住むスペースが恐ろしいほど占領されていきます。富豪ならシルバニア部屋が欲しいくらいに。さらに、シルバニアの部品?言い方間違ってる気がする(笑)が、エモいほどに小さいんですよ。デザートショップのマカロンとか、冷蔵庫に入ってる瓶の飲み物とか。誤飲注意でよく本とかに載ってボタン電池をはるかに越えて、小さい。

念願の女の子を授かった訳ですが、彼女とシルバニアで遊べるまで、あと4年はかかりそう。っていうか、4年後も出せるのかわからない。

それなのに、今年もまた買ってしまいました。シルバニア福袋。ものすごい競争率で、元旦朝5時に並んでも買えないと噂のアレ。去年は7時に行って、夫が儚く散ったやつ。公式にも一人では持ちきれないボリュームですとか堂々と書いてるやつ。

今年はコロナ様のおかげでネット予約だったんです。絶対に繋がらないと思ったよ!実際繋がらなかったよ!(笑)そしたらサーバー落ちてて、午後から仕切り直しになったんです。この辺、賛否両論あると思う。仕切り直しのアナウンスがあった時点で、まさか当日の午後になるとは思わない人の方が多かっただろうし、仕事してる人は平日の午前と午後にネットに貼り付けないだろうし、その点、専業主婦で、暇でゴメンナサイ(笑)

予約、できちゃいました…

そうして、何件目かの家が我が家にくることに。

人間様はいまだ賃貸だというのに、うさぎちゃんファミリーだか猫ちゃんファミリーだか知りませんが、もう、街ができるレベルで家があり、デパートあり、何故かバレエシアターまである我が家。

でも、パーツ小さすぎて出したら終わりなので、完全に空き家。家具すら置けてない、空き家。

この開けられないのに増えていく、これもまた新しいかたちの沼。そう、シルバニアと私の戦いは始まったばかりなのだから

娘が遊んでくれるようになるまで、増殖し続ける恐ろしいシルバニアファミリー。なんか、チャッキーとか、髪の伸びるお菊人形みたいな雰囲気を醸し出し始めています。

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