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旅のレポート|スペインのちいさな街々を巡る_バスク編

この半年間で巡ってきたスペインの街々を、ひとことコメントや訪れる方にはおすすめしたいと思ったお店、アクセス情報などなどとともに紹介していきます。

それなりに数があるので、地方や拠点となる街ごとにまとめて記事にしました。
スペインは地方によって歴史や文化も異なり、使われる言語も地域特有のものがあり、おおまかには地方ごとに街の印象はかなり変わってきます。

▼バスク地方
旅慣れている方にも旅行先としておすすめしたいです。
スペイン旅行やフランス旅行の立ち寄り先としてというよりも、バスク旅行としてスペインとフランスをまたいで回るのも楽しめるんじゃないかなーと思います。

実際わたしが直近で訪れた際はサンセバスチャンを拠点に日帰りでいろんな街をめぐりましたが、同じバスクでもスペインとフランスで街の印象が変わるので、飽きずに楽しめました。

◉ビルバオ Bilbao
バスク地方としては最も大きい街のひとつで、美術館ができたことにより街の活性化に成功した場所。観光するところはあまりないけど、暮らすにはちょうどいい街の規模。サンセバスチャンに行く際に日帰りや1泊で立ち寄るには良いところ。

🍳La Cocina de Aitxu:友人に教えてもらったトルティーヤ(オムレツ)の専門店。オニオン、タコ、キノコなどたくさんある味の中から選べて、とろとろでとってもおいしい。地元の人も老若男女問わず訪れていた、近所にほしい店No.1。

◉サンセバスチャン San Sebastian/Donostia
もれなくみんなにおすすめされていた街。私にとってもお気に入りになりました。
海があり、ビーチを眺められる素敵な宮殿公園があり、ごはんがおいしくて、街の規模はほどよく小さい。海のある街特有の、のんびりとした雰囲気が流れていて好きです。ほんとうは住みたいくらいだけど、その気持ちをかき消すほどの1年の降雨日の多さ🌧旅行ではぜひ訪れてほしい場所です。

📍Miramar Iorategiak(宮殿内の公園):サンセバスチャンの海を一望できる上に、その手前には丁寧に手入れされた色とりどりの花々が並ぶ贅沢な景色を楽しめます。入り口はいくつかあるのですが、宮殿まで続く道のアプローチも非常に良く計算されていて美しいので正規の入り口から入るのがおすすめです。街中に比べると人も少なく、ピクニックをするのにも良い場所です。

🍽Ganbara:とにかくバルの多いサンセバスチャンで、私が行った中で一番美味しいと思ったお店。バスクのお店はどこも美味しいのですが、個人的にははしごして食べ続けるには塩味が強いと感じるお店も多くて、ここはその中でもシンプルな調理法のものが多く、味も日本人の口に合うというか、ちょうどよい塩梅でとてもおいしかったです。

🚎:空港もありますが小さくて不便なので、ビルバオ空港からバスがおすすめ

◉オンダリビア Hondarribia
街歩きやごはんはもちろんのこと、なかでも楽しかったのはフェリーでスペインとフランスを行き来したこと。フランス側はアンダイエ(Hendaye)という街に着きます。片道7分、2.5€、15分ごとに出ているので気軽に乗れて、クルーズ気分が味わえます⛴

スペイン側の乗船場所
フランス側の乗船場所
船にはスペインとフランスの国旗🇪🇸🇫🇷
料金は船上で払います

🚎:サンセバスチャンからバスで30〜40分ほど
バスターミナルからではなく、市内バスと同じ停留所で発着するLurraldebusで行けます。発着するバスの会社と路線はバス停に貼り出されているので確認できます。ほかにもオンダリビアに行ける路線もあるようですが、わたしはDonostiako Autobus Geltokiaという停留所からE21を利用しました。
📄参考ページ:https://ekialdebus.eus/es/linea-e21-aeropuerto-hondarribia-donostia/

◉ゲタリア Getaria
魚の炭火焼きとワイナリー(チャコリという微発泡ワインが名物)で知られる港町。訪れた日はあいにく大雨だったのですが、下調べして行った港の目の前にあるレストランが雰囲気も良くて味もおいしかったです。大雨の中頑張って行って食べた思い出加算もあるかもしれませんが笑、それでもやっぱり良いレストランだったと思います。ほかにも、ゲタリアは小さい街ながら高級レストランが数多くあります。

🍽El Astillero
お魚の炭火焼きがおいしいのですが2人でシェアするには少々大きくて、3人で行けたら理想です。チャコリはほかの場所でもちょくちょく飲んでいたのですが、ここでいただいたものが断トツでおいしかったです。

ゲタリアまでは隣町のサラウツ(Zarautz)から繋がる海岸線上の歩道を1時間ほど歩いて訪れることもできます。この道はサンチャゴ・デ・コンポステーラへの巡礼の道でもあり、もっとも景観の素晴らしい道のひとつだそう。バスで行くときにも歩道のすぐ横の道を通るのですが、美しいバスクの海岸線を見ながらの散歩はとても気持ちよさそうで、晴れてたら歩きたかったです。

🚎:サンセバスチャンからバスで30〜40分ほど
オンダリビアと同じくLurraldebusで行けます。ただ、オンダリビアに行く路線とは発着する停留所が異なるので注意が必要です。(横断歩道を挟んで数十メートルほど離れたところ)路線はUK9,10,11でいけます。10が停車数が少なく早いです。
📄参考ページ:https://www.euskotren.eus/sites/default/files/2019-07/Urola%20Kosta%201-8-2019%20%28Web%20UK09-UK10-UK11-UK49G%29.pdf

バスク地方についてはひとまずこんな感じです。
フランス側はサン・ジャン・ド・リュズやビアリッツがあるのですが、それについてはほかのフランスの街とまとめて書けたらなと思っています。


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