患者の個別性を守るのは、誰か?

患者の個別性を尊重しましょう

このセリフ、看護学生の頃から散々聞かされてきた。
それこそ、耳でたこ焼きが焼けるくらい。

だれひとりとして、同じ病態の人、同じ人生を歩んでいる人なんていないのだから、その人に合ったケアを提供しましょうというもの。

学生のうちは、教科書をまるまる写したようなケアプランしか立てられなかったけれど、臨床に出て経験を積むと、なんとなくその個別性とやらがわかってくる。

・自宅では23時に就寝しているようなので、睡眠薬は22時半に飲ませてください
・右側臥位で寝ていることが多いですが、右腸骨周辺皮膚の褥瘡があるので2時間おきに観察し、必要時は左側臥位に体交(体位変換)してください
・ベッドサイドを離れるときは右手にナースコールを、左手にベッドのリモコンを握らせてください

こんな感じ。

中でも、あれぞ個別性…!といえる事例がある。


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