私の好きな言葉

毎週テーマを変えて連載しているアラサーマガジン。
今週のテーマは

私の好きな言葉・座右の銘
となっております。

さっそく、私の好きな言葉をご紹介していきます。

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私がこの言葉と出会ったのは
看護学生時代、怖くて有名な先生の研究室でした。

先生の研究室には壁一面に書籍や資料があって
机の上にもなぜ崩れないの？と思うような資料のタワーがあり
入るだけで萎縮してしまうような空間。

その中に一筋だけ真っ白な空間があって
そこに大きな文字でこう買いてあったんです。

しかし、人は人を必要とする
当時の私は、この言葉の意味することがよくわからず
そのままにしていました。

先生におそるおそるこの言葉の意味を聞いてみても
「臨床に出ればわかるわ」の一言だけ。
もうそれ以上、何も聞けませんでした。

あれから８年。
先生の部屋にあったあの言葉を噛みしめる日々を送るようになりました。
ベテランナースに近づいているのかもしれません。

人は生まれる時も死ぬ時も人がいないと何もできません。

生まれるときは言うまでもなく多くの人の手が必要となります。
死ぬときも、看取る人がいないと死んだと認められません。

少しドライな話をすると
死亡診断書を役所に届けない限り
社会的に亡くなった扱いになりません。
自分が死んだあと、誰かがこの手続きをしない限り
銀行口座を止めることもできないですし
遺産を分配することもできません。

生きていく上で、お金や仕事やご飯など
必要なものはたくさんあります。

でも、人がいればこれらを全て補ってくれますよね。

だから、人には人が必要。
人は、人がいないと生きていけない。

こういう当たり前のことをちゃんと噛みしめる日も
アラサーには必要なんじゃないかな、と思いました。

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