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医療における、わたしの特権

インフルエンザAにかかりました。
現在、症状のピークは超えているのでご安心ください。

ただ、あれね、 大人になってからの39度越えは、やっぱりきついですね。
皆さんも、どうかお気をつけて。

今回は、 その受診の話をします。

おそらく、一般の人とは受診のやり方がかなり違うと思うので、今回はそのことを残しておきます。これは、一種の特権だと思うので。


1日目

お昼ぐらいから喉に違和感を感じました。夕方には発熱し始めたので、これは…と思い、 職場(病院)に電話。 相手は上司。発熱し始めたので、 明日の午前中にインフルエンザの検査を受けたいです、と。

他にも咽頭痛、 関節痛があることを伝えると「 うん、インフルっぽいね〜」 と上司。

インフルエンザは、 発症してから12時間から24時間の間に、 検査のアレ(サムネイル画像のようなやつ)に一番反応します。 そのため、私の発症の経緯からすると、 翌日の午前中がベストのタイミングでした。

まぁ、それを見越して、その時間に電話をしたのですが。

「 そしたら、 明日の午前中ね、 3連休明けで混むから朝一番に来てもらって検査してちょうだい。 救急外来の看護師に伝わるようにしておきます。すでに発熱もしているので、 普通の入り口ではなくて、 救急の入り口から入ってきてください」

「 お手数おかけします〜」

と、ここで電話は終了。
この日の夜はトップで38℃まで出ました。

2日目

朝8時半に救急外来に到着します。 救急外来の看護師に話が伝わっているので、 そのままインフルエンザの検査を実施。 ここまでに待ち時間はありません。 ファストパス状態。

検査結果が出るまでの15分の間に、 いわゆる受付業務をします。 保険証や マイナンバーカードの確認、 外来カルテの記載等ですね。

一応、15分待つ決まりはありますが、 陽性の場合には5分後くらいから反応が出ますので

「 Aっぽいわね〜」

と、 外来看護師に言われたら、ほぼ確定。そのまま、わたしの 上司へ電話連絡してくれました。 発症日の確認をして、 次に出てくるシフトの確認もして終了。15分経って、しっかり二重線をふたりで確認し、陽性!と指差呼称。

「 薬はカロナールだけで良い?タミフルも飲んどけば?」

ということで、 医師の診察へGO。 ここでも医療従事者同士なので、 余計なコミュニケーションは発生しません。 ちなみに、診察の待ち時間も2分ぐらいでした。

医師「インフルエンザAですね。はいこれ結果ね」
あさみ「ども」
医師「 カロナールとタミフルと…… あと、咳止めとか何か要ります?」
あさみ「 いらないです」

終了、ここまで1分。

その後、お会計に案内されて終了でした。

ここは、他の患者もいる大広間みたいなところではなく、発熱隔離スペースみたいなところで待たされましたね。これは、特権ではなくただの隔離ですが。

支払いを待っているあいだは、ちょうど夜勤者が帰る時間。
何人か知り合いに会い

何してんの?
インフルAだよ〜
やだ!ウケる!!お大事に〜

みたいなやりとりを何回かしました。
みな、立って歩ける患者には厳しい。

処方箋を持って、近くの薬局へ。
もちろん、お薬手帳持参です。

処方箋の内容と保険の種類を確認すればだいたい、近隣病院のスタッフがインフルになったんだなとわかります。ここでもコミュニケーションは最低限でした。だいたい、インフルエンザの患者とあんまり関わりたくないもの。

「はい、今回はインフルエンザですね。知ってると思いますが、熱が下がってもタミフルは飲み切ってください。あと、カロナールは最低6時間あけてからで」

「はーい」

こちらも終了。
ここまでで、30分くらいかな。
たぶん、かなり早いほうだと思うんですよね。

帰宅してから、もうひとつ働いてる医療機関があるので、そちらに電話。

インフルエンザにかかって、発症日は何日で〜
そのため、今日はお休みしたいですが、何日からのシフトは出れますので〜
あ、検査結果って次の勤務で持参したほうがいいです?あ、いらない
では、お手数おかけします〜

で、すべての業務連絡終了、という感じです。

ちなみに、この日はトップが39℃を超えて一番辛かったですね。咳も出るから寝れないし、悪寒が毎分のようにくるし、コロナもつらいがインフルもつらいぜ……と思いながらベッドの上で転がってました。

一般職の人が、インフルエンザにかかったら、 処方をもらうまでに2時間くらいかかると思いますし、もう少し複雑な手続きが必要になると思うんですが、 私の場合はこんな感じでした。


どうでしょう、わたしのこれは、特権にあたると思いますか?
それとも、医療従事者だったら当然、許されるものでしょうか?

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ナースあさみ
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