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いろの子たちのポストカード

透明水彩絵具と仲良くなりたくて、
1色からイメージする子をその濃淡で描いた
単色イラスト「いろの子たち」。

そんないろの子たちを
ポストカードにできないかな?と
思考錯誤しながら、つくってみました。

楽しくも大変だった制作時間。
その過程を振り返ってみました。

何人ずつにする?

いろの子たちは、42人います。
ちょうど割り切れる数で考えました。

ひとりずつ?
でも、全42種類は多いかな
3人ずつ?
でも、メンバー決めが意外と難しい
7人ずつ?
にぎやか!でもすこし狭そう

それぞれの良さを見比べながら、
いろいろ試して決まったのが、6人でした。

空間もゆったり、
円みたいに並びます。


どんなメンバーにしようかな


あの子はこっち、この子はこっち、
パソコン上でいろいろ動かしてみます。

ずっと見ているとわからなくなるので、
子どもたちを呼びとめて意見を聞いたり、
違和感のあるところを教えてもらいました。

「アイドルグループだったら」
「学校の班活動だったら」
そんな言葉が楽しいヒントになったりして
それぞれのグループが決まりました。

色や配置を整える前のみんな

難関の色補正

スキャンした原画の印象に近づくように、色味を調節していきます。

絵具、パソコンの光、プリンタのインク。
ぜんぶ色のもとが違い、
表現できる色幅も違います。

42人の中には、どうしても近い色が見つからない子もいました。
淡い子や蛍光寄りな子たちです。
それでも、なるべく原画の印象に通じる色に近づけるよう、試し印刷を重ねました。

ちょっとずつ色味を変えて印刷します
モニタでは大きく違って見えても
印刷すると微々たる違いだったり…


色補正と同時に、紙選びも行いました。
家にあったフォトマットや光沢を数種類ずつ、
初めての絹目も試してみました。

上が絹目、下がフォトマット
色んな紙を見比べました

光沢や絹目の方が発色がやや鮮やかでしたが、
フォトマット紙に並ぶいろの子達が
一番心地よさそうに感じたので、
今回はフォトマット紙に決めました。
しっとりした触り心地もよい感じ。
厚手の紙にしたので、安心感もあります。

宛名面をかわいらしく

“宛名面がかわいいと嬉しい”
そんな素敵なヒントをくださったのは、三間あめさん。

ポストカードを集めるのがお好きなあめさん。
どんなポストカードだったら嬉しいかをお聞きして、色々とアドバイスしていただきました🥰
あめさん、ありがとうございました🎈

全部ちがう宛名面になりました

さいごの微調整

いろの子の配置については、さちとピースさんから「少しランダムな方が好き」とアドバイスいただいて、ちょこっと動きをつけたりしてみました😊
さちさん、ありがとうございました🌱

チーム分け、用紙、色味、配置が決まったところで、最終的に印刷してみました。

でも、並べてみると、またいろいろと気がつくところが出てきます。
この子大きいな、とか、この子色がちがうな、とか。
ちょっとのつもりの微調整に、丸一日かかってしまいました。

こだわりたい!のではなくて、
気になると無視できなくなる感じ。
時間が過ぎていく焦りと、
整えていく楽しさが同居している感覚でした。

できあがり!

こちらが完成した7種類のポストカードです。

右下に、それぞれのチームに合いそうな言葉を添えてみました。
私は日本語が好きなのですが、ここでは意味を主張しすぎない英語がいいな、と思いました。

こちらのポストカードは、
2023年4月24日~10月31日限定オープンの
ネットショップ「ひと色店」で販売します。

ショップのURLは本日20:00に公開します。

☆4/24 ひと色店オープンしました☆

ポストカードをつくったことで、
改めていろの子たちに向かい合うことができました。

色補正や印刷にもできる限り向き合ったので
ちょっと成長できた気がします。
初めて使ったAdobeRGBの鮮やかさにも感動でした。

実は1年以上前にも一度作りかけたのですが、その時は頑張れなくてひっそり挫折していました。
今回は完成まで進めることができて、しみじみ嬉しい気持ちになっています。

大変だったけど、やってみて良かった!
そんなポストカード制作の日々でした(*^-^*)

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