見出し画像

「本屋アルゼンチン」さんと「ウミネコ童話集」さんから見つけてくれたあなたへ

本屋アルゼンチンさんとウミネコ童話集さん。
それは素敵な作品があつまる居場所。
ここに今、私も混ぜてもらっています。

◇本屋アルゼンチンさん。

福岡県糸島市にある個性的な本屋さん。
あこはるかさんが繋いでくださったご縁により、ゼロの紙さんと一緒につくった絵本『どこかでだれかが』を置かせていただいています。

◇ウミネコ童話集さん。

noterさんたちによる、全二巻の童話集。
ウミネコ制作委員会さんの愛情がこもった2冊。
私はチハヤさんとの共作『ひとと色』にて参加させていただいています。

もし、この素敵な2つの居場所から私にたどりついた方がいらっしゃるならご挨拶や自己紹介をしたいと思い、今このnoteを書いています。
お付き合いくださると嬉しいです😊

こんにちは。
私はイシノアサミと言います。
子どもの頃から絵が好きで、今もお絵かきの延長線上にいます。

1人で描いたり、友達の得意分野と合わせたり。
日常でふいに見えたイメージを追って描くのが1人のとき、友達の世界に入りにいって得た感覚を描くのが2人のときです。

絵はnoteやインスタにアップしたり、たまに作品展で展示します。

公開するとき、漠然と「あなたに見てもらえる瞬間」という未来を先取りしたような感覚を抱いています。

WEとYOU。
つくった私たちと、見てくれたあなた。
そこだけの世界。

たくさんの人に見てもらえるありがたさは大きくて、嬉しいです。
だけど、あなたが見てくれる、それこそが何よりも特別です。

私が味わってきた幸福感…読書中に作家の腕のなかで語りに身をゆだねるような、引きこまれた絵の中で作家と無言の時間を共有するような、あの尊さを求めているのだと思います。

それで今回、本屋アルゼンチンさんとウミネコ童話集さんとご縁ができたときに浮かんだイメージは、「あなたがページを開いてくれる瞬間」の嬉しさでした。

一瞬でも、私の絵と目が合ってくれたら嬉しい。
一瞬でも、共鳴のような気持ちになってもらえたなら、それはもう無性に嬉しい。

その瞬間に繋がるまでいろんな方のおかげがあったことにも、しみじみと感謝の気持ちが湧いてきます。

私は視野狭く、目の前のことに没頭するのが好きで、全体を発展させたり増長させたりが得意ではありません。

小さくまとまりたがる性分なのですが、noteを始めてからの出会いはとっても大きくて、私の視野を広げいろんなものを見せてくれました。
自分だけならやらなかった挑戦をいくつもすることができました。

そのなかの1つが、アルゼンチンさんとウミネコさんに関わる元となった作品展『ひと色展』でした。

透明水彩絵具の色に惹かれ、
その色を擬人化した42点の単色イラスト(通称いろの子)。

この絵をnoteで公開し、ご縁あって居住地石川で作品展を開催する運びとなり、noteで企画した「このイラストたちとコラボしてください」で集まった作品をQRコードにて一緒に掲示しました。

自分の絵からひとの創造に繋がる楽しさは格別で、noteの創作のフットワークの軽さ、楽しみあう土壌があったからこその幸せな経験でした。
コラボ作品一覧(2022年)
コラボ作品一覧(2023年)
↑きっとお気に入りと出会えると思います。
よかったら覗きに来てくださいね!

その作品展をはるばる観にきてくださった、九州のチハヤさんと関東のさちとピースさんからお誘いを受け、翌年には久留米と横浜でも開催しました。

人生観が変わるほど、ありがたいお誘いでした。
大きな感謝と言葉にしきれないほどの思い出が胸に残りました。
(そんなさちとピースさんの素敵なコラボ作品のひとつはこちらです↓)

この県外での開催に向け、新たに作品を数点制作し、『どこかでだれかが』と『ひとと色』もそのうちのひとつでした。

『ひとと色』

チハヤさんの純粋でまっすぐな、人への慈しみの想いの詩。
私はそこに色とりどりの色の絵を添えました。

童話集に応募するにあたり白黒に変換したのですが、それもとても面白かったです!
(そのころの記事はこちら↓)

チハヤさんは私の弱った気持ちに気づき、さりげなく温かい毛布をかけてくれるような優しさを何度も与えてくれ、そんな優しさがにじみでている詩に思えました。
創作という面で深いところで通じ合っている感覚も嬉しい。
ウミネコ童話集さんの参加募集を知り、誘ってくれたのも彼女でした。
(チハヤさん目線の記事はこちらです↓)

私にとっても今、ウミネコ童話集は眠る前の楽しみです。

表紙の絵が2冊とも繊細で、とても綺麗。
ページを開く前からワクワクしてきます。

39話×2冊の作品たちはそれぞれ面白く、楽しかったり、じーんとしたり、考えさせられたり、笑ったり、お腹がすいたり…様々な感情になります。

ページをめくって見えてくる挿絵も、大きな楽しみのひとつですよね!
文と絵の掛け合わせで膨らむ物語の世界を、ゆったりと堪能しています。

本を最初に開いたとき、ウミネコ制作委員会さんたちが手塩にかけてつくられたことが伝わってきました。
確かに感じ取れるもの。手元と胸が暖かくなりました。
改めて、素敵な童話集に参加させていただけたことを嬉しく思いました。

絵本『どこかでだれかが』

ひと色展では原画を展示しました。
こちらは“団子ハグ”のシーンです。

ご紹介で出会えたゼロの紙さんが単色イラストからイメージして物語を紡ぎ、私が絵を描き、一緒につくった絵本です。
(絵本はゼロの紙さんの記事からもお読みいただけます↓)

ゼロの紙さんの言葉は不思議な心地よさがあり、いつのまにかそのリズムに包みこまれている自分がいて、静かに穏やかに、心が揺れ動きます。
絵本への感動のお声もたくさん、あちらこちらから耳にしていました。

ゼロの紙さんの感性があったからこそ覗けた世界、描けた絵でした。
“団子ハグ”は描いていて楽しかったなあ!
製本作業も学びが多く、有難い経験でした。
(そのころのお話はこちら↓)

(ゼロの紙さん目線の創作話はこちらです↓)

そしてこの絵本を、久留米の『ひと色展』にてお人柄そのものの温もりある声で何度も読み聞かせては来館者さんを楽しませてくれた方がいらっしゃいました。
あこはるかさんです。

絵本の世界に入っていく来館者さんたちの反応をいちばん多く正面から受けとっていたのは彼女だったのだと、後になって気がつきました。

その後あこはるかさんがユニークな本屋さんと出会い(素敵なご縁をたくさんお持ちの方なんです)、そこにこの絵本を置きたいと思ってくださり(光栄です…)、たくさん働きかけて、なんと、それを叶えてくださいました。
本当に有難いことです。
あこはるかさんのご尽力と、お人柄あってのことだと感じています。
(あこはるかさん目線の記事はこちらです↓
お店の素敵さもとってもよく伝わってきます!)

私はまだ行ったことがないのですが、いつかきっと行きたい、ここで風に吹かれて本を読んでみたいと願っています。

こんなにも魅力的なお店が営業しているということが、そこでたくさんの人々が(きっとあなたも)思い思いの楽しい時間を過ごしているということが、なんだかそれ自体が物語のようで、ああ素敵だなあとワクワクした気持ちになってきます。

⭐︎ウミネコ制作委員会さんによる『小雑誌ウミネコ』(童話集とはまた別の、楽しい本です!)も、あこはるかさんのご紹介によって本屋アルゼンチンさんに並んでいるそうです。
素敵な繋がりですね📖✨

話したいことばかりで長くなりましたが、ここまでお読みいただき、ありがとうございます!

ほんとうにいろんな方のおかげで、
それもきっと“好き”という感情が集まって、
あなたと出会うことができました。

2024年冬の石川から、
いつかのどこかで見つけてくれたあなたへ。

見つけてくれてありがとう!

あなたの世界が穏やかで、
いい気分で過ごせて、
嬉しいことや好きなこと、
楽しいことや微笑ましいことが
いつも近くで遊んでるみたいな、
そんな日々でありますように。

私はいま仕事に割く時間が多くて、
創作意欲は土の中で養分吸収中な感じです。
いずれむずむずと芽が出てきたら、
そのときはまた、
絵を通じてお目にかかれたら幸いです。

色とりどりの幸せを
あなたに!

いいなと思ったら応援しよう!