姉の不妊治療を通して考えた親子になるとはどういうことか
こんばんは。Sunnyです。
今年の7月に姉に子どもが産まれました!長い不妊治療を乗り越えての待望の赤ちゃん。
叔母はメロメロです!
姉は不妊治療をしている最中に2度も流産をしました。姉の体が妊娠に耐えられなかったのではなく、赤ちゃんの先天的な遺伝子疾患による流産でした。
流産をしてしまったときの姉の悲しみは計りしれず、近くでみているの私ですら耐えられないほどでした。
もしかしたら姉の赤ちゃんは望めないのかもしれない。
そんな絶望感の中で私は親子とはなんなのかを考えてみました。
血縁関係がないと親子になれないのか?
自分の子どもが望めないならと私が考えたのは『養子縁組』です。
子どもを望む親が訳あって実の親と暮らせない子どもと親子関係を結ぶというものです。
養子縁組には『特別養子縁組』と『普通養子縁組の』2種類あるそうです。
『特別養子縁組』は原則15歳未満の子どもが対象で、戸籍上も実の親に慣れるというものです。なので戸籍に記載される続柄は養子ではなく長女・長男です。
この特別養子縁組は2020年の4月に大幅に対象年齢が引きあがっていて、それまでは6歳未満の子どもに限られていました。
一方、『普通養子縁組』私たちが一般的に考える養子制度に近いかもしれません。実親になるのではなく養親になるための制度です。
特別養子縁組を利用すると血縁関係がなくても親子にはなれるんですね!
自分が産んだ子だから愛せる
私の友人は以前こんなことを言っていました。
確かにこれは母親として当たり前の感情なのかもしれません。自分が産んだから、どんなに疲れていても、睡眠時間がなくても、自分の時間が全く取れなくても頑張れる。
でも、私はちょっとだけ違和感を感じました。
そんなの人によるだろうと言われるかもしれませんが、私は自分と血がつながっていない子も同じように愛せると思います。
親子になるのに必要なのは、血のつながりではなく親子として過ごす時間です。
私は幼少期に母親と、大人になってから父親と、関係をこじらせてますww
母親は少し偏った愛情を注ぐ人で、それに私は悩まされていました。父親は大人になった私から見るとあまりに幼稚で呆れてしまいました。
ちょっと辛い親との関係を築いてしまったので、『血のつながり』にドライなのかもしれません。でもだからこそ、どう親子としての時間を過ごすかが大切なのかを知っています。
血じゃなく時間が家族にさせるんだと思います。
何事もお金が必要。大事なのは同時に考えること。
特別養子縁組のことをいろいろ調べてみると、親になるためのステップがたくさんあり、簡単にはこの制度を利用できないことがわかりました。
大事な子どもの命に責任をもたないといけないのでそのくらいは当たり前ですよね!
でも何よりびっくりしたのは親になるまでにかかる費用です。
どのサポート団体を利用するのかにもよっても多少違いますが、ざっと200万円です。かなり高額だなと素直に思いました。
特別養子縁組を考える夫婦はきっと最終手段として考えると思います。
姉夫婦の不妊・不育治療の費用は500万円。
もし、治療が身を結ばず自分の子どもをあきらめないといけないとなってから特別養子縁組を考えるとちょっと金額的にもう無理となってしまうかもしれません。
さらに長い不妊治療の後だと、特別養子縁組を利用できない年齢になってしまっているかもしれません。
なので、実際に利用するかは別としても親になるという選択肢の1つに特別養子縁組があってもいいのではないかと思います。
日本ではこの養子縁組制度がまだまだ進んでいないそうです。
日本の血族主義が養子縁組の妨げになっているとも言われています。これが悪いことだとは思いませんが、日本にも様々な家族の形が広がればなと思います。