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「お祝いの機会」がなくなることは、どうしたって諦めたくない

初めまして。株式会社CRAZYが運営するIWAI OMOTESANDOにてプロデューサーをしている、大谷亜沙美です。

TOPの写真、左から2番め、大きな口をおさえているのが私です。

突然ですが、IWAIのお祝いごはん便から新しい商品をリリースしました。今回は、その背景に至る想いをお伝えたくnoteを書いています。

割とプライベートなことも含めて、私の気持ちをオープンに届けたいと思います。投稿するのは初めて。で、アカウントもこのために作りました。みんなに背中を押してもらい恐る恐る書いています(優しく見守ってください笑)


私が本気になった、IWAIのお祝いごはん便

唐突で不器用な質問ですが。皆さんにとって、こんな社会情勢の中、誰かのために本気で届けたいと思うサービスはありますか?

私にとってそのひとつが、コロナ下の2020年4月にリリースした「IWAIのお祝いごはん便」。

詳しくはこちらをどうぞ

「IWAIのお祝いごはん便」は昨年の緊急事態宣言が出たタイミングで、人生の節目である誕生日や記念日を祝うことを大切にしている私達が、外出できない中でも「お祝いの機会」を創り出すことはできないか、と話し合い、思いついてから1週間ほどでつくったサービスです。


商品概要は、元々、婚礼等で提供していたIWAIのコース料理を、冷蔵真空パックでご自宅に届ける。ただそれだけでは面白くないから、お皿に盛り付ける最後の仕上げは、自宅で大切な人と行っていただくというのが大枠です。

このように盛り付けの説明も添付しています。


それに加え、

・ご機嫌アイテムで食卓を彩ってみる(お皿や服装、音楽などお気に入りのアイテムを揃えてもらうようご案内)

・メニュー表は少しの空欄をもたせて書き込めるようにしてみる

・コース料理を食べたあとは、デザートとほうじ茶でお祝いの日の余韻を最高のものにしてみる

・今日の日だからこそ伝えれるメッセージを記せる白紙のメッセージカードも入れてみる

など、どうしたら自宅の食事で素敵な体験(お祝いの機会)ができるか考え抜き、形にしていきました。

最初は自信のある商品ながら、コロナ下における様々な市場というのは当然予測不可でしたので、「赤字にならなければいい」くらいの気持ちでした。(後々知りましたが、社長もはじめはあまり乗り気ではなかったそうです(笑))

ですが、なんと見事におおアタリ(笑)1,000食を超える注文をいただくことになりました。


作り込んでいる時から「これはいいサービスだな」と思っていたことも、販売を続けていくうちに確信に変わり、とうとう、初めてのnoteを書くに至っています。


心が、感情が動いた、お客様からの声

私が、本気になったきっかけは、ご利用いただいた方から届いた感想でした。まずは実際にいただいた声を、ゆっくりと読んでみてほしいです。

夫婦で、一緒に料理を盛りつけたりお皿を選んだりと共同作業をして、いつもとは違った形で料理を楽しめ良い記念日になりました。
お料理も全て美味しくて最後の枇杷の焙じ茶を2人で飲みながら、ゆっくりとすることができました。
盛り付けが難しいかなと思いましたが、彼と話しながら、楽しみながら仕上げることができました。お料理そのものはもちろんのこと、お料理を通して生まれた時間や会話が、本当に素敵なものになりました。
出産前の2人の最後の時間。出産頑張ってねという思いを込めて、旦那さんが注文してくれていました。そういう気持ちの表し方としても使われていくといいなと思うサービスでした。普段あまり台所に立たない旦那さんが一生懸命湯煎をしながら盛り付けしてくれてたんですが、そんな姿が嬉しかったりして、食べ温かい気持ちになりました。

他にも、数え切れないほどの嬉しい声をいただきました。しかもメールでわざわざ。何度も読み返しても目に涙が浮かびます。


会話がない食卓が寂しかったからこそ、手放したくない幸せな食卓

私がこれほどまでに感動した理由は、私の失敗経験にあるからかもしれません。

約2年前、8年を共にした元旦那と、リコン。

とてもとても出会えたことに感謝をしているわけですが、長年一緒に居ると、お祝いごとをサボり始めたり、なんでもない会話をしなくなったり。その結果食卓が寂しくなる、という経験をしました。なにはともあれ、とても寂しかったし辛かったです。

だからこそ、こうして自宅で家族で笑い合ってくださること、その機会を生み出せていることは、素直に喜ばしかったです。

そして、そんな家族の幸せを、たとえリアルで会えなくても、距離を超えて届けたい、そう思ったのが、お祝いごはん便を作り出せたきかっけでもあります。

コロナによって外出できない中で「お祝いの機会」がなくなることは、どうしたって諦めたくなかったし、誰かの大切な記念日を、作り出せる方法を、一度幸せを失った私だからこそ、考え抜きたいと思っていました。


今回だって諦めない、なんならもっと手軽に、お祝いを届けたい

年明け早々に発令された緊急事態宣言。外でお祝いも出来るようになってきていた最中の出来事に、「またか....」と思った人も多いはず。

そんな時、この8ヶ月でいただいたお祝いごはん便の声をもっと手軽に多くの人に届けたいと思い。なんと今回「お祝いケーキ便」を作ってしまいました!シェフやパティシエのみんなに本当に感謝です。

これもまた、ごはん便とは違って面白いです。中には9個のパーツ。

ケーキにこんなにパーツ、いるかな?はい、それがミソです。

入ってるパーツはこちら
【1】ガトーショコラ エピス
【2】タンポポ珈琲のクリーム
【3】柚子と蜂蜜のトリュフ
【4】カカオのチュイール
【5】抹茶のスポンジ
【6】柚子のコンフィ
【7】キヌアのチップ
【8】カカオのクランブル
【9】柚子のクランブル

一つひとつのパーツは、単品でも食べても美味しい、ケーキに全て乗せて食べても、それぞれのパーツがいい役割をしていて、これはこれで本当に美味しいです。9つ全てのパーツを使用するとこのようになります。

「これは単品で食べる?」「いやいや全部乗せてみようよ!」
「うまく乗せられてないんだけどー!」
「お母さんと一緒にケーキ作ろうよ^^」「楽しいね」

なんていいながら、大切な方と世界にたった一つのケーキを手軽に作ってみてほしいのです。

きっとそれは誰しものその時間が、いつかの過去にあなたが見た理想の家族風景だと、サービスを届け続けてきた私は、そう思うのです。


人生の節目のお祝いに、このお祝いケーキ、そしてお祝いごはん便が、食卓でご一緒できたら、とても嬉しいと思っています。


そうそう、いい忘れましたが、お祝いケーキ便の味は、「ガトーショコラ エピス」。甘すぎず、ちょっぴりスパイスの効いたケーキ。一緒にご提供するほうじ茶と共に、ぜひ自宅でゆっくりと豊かな時間をお過ごしください。

ご注文はこちらから→サービス終了しました


おわりに

母の日と父の誕生日祝いを兼ねて昨年の5月にお祝いごはん便を実家に送った時、父からもらったラインを公開しちゃおう。

普段父と連絡を取らないので(仲悪いではなく、そういう家族です)、人生で初めてもらったラインでした。

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