引き継ぎの思ひ出
20年前のことです。
当時嘱託で勤めていた企業内診療所の契約を更新せず(上限あったんです)抱えていた仕事を、上司の指名した人に引き継ぐことになった。
引き継ぎ相手は新たに嘱託採用された人で、優秀な人でした。
めでたしめでたし…
のはずがです。
当時もう一人同年代の某国立大学卒業の薬剤師がいて、私の仕事を引き継がないことに腹を立て、私にあたってきた。
いやいや、上司の命令だから。
文句があるなら上司に言ってくれ。
彼女は自分が国立大卒ということに異常なまでにプライドを持ち、私大卒の私や新人が重用されていることに不満があったのだ。
でも、職歴は明らかに私たちのほうがあったんだけど…
ものすごい勢いで恫喝しているのを、たまたま上司が聞いていて仲裁に入ってくれた。
仕事の割振りの権限は上司にあるし、退職する人は退職したらもう責任から解放されるんだから、あとはどうするかを考えるのが残されたものの仕事だ。それをしようともしないで文句を言うのは筋違いだよ。
と、諭してくれた。
引き継ぎはなんとかできまし、
上司もサポートに入るよと声掛けしてくれたので、私は次へと進むことができた。
今は、引き継ぎの真っ最中。
今度はスタッフも上司も全力サポートしてくれる。
ありがたいことです。