緊張ビブラート
人前で話すのが大の苦手である。
大人数相手はもちろん、なんなら1対1での雑談どころか挨拶さえ緊張するのである。
緊張の原因は
「自分を良く見せたいから、良く思われようとしているから」
という意見やら考察やらの文章をよく見かける。
きっとそう一面もあるんだろう。
しかしである。
実際はよく見せようと思う余裕さえないんである。
この緊迫した状況で、
自分をよく見せようと思うことができる人は
私からしたらすごい人である。
と、いうわけで今日も
上司にたかだか帰りの「お疲れ様でした」を言うのに
無駄に緊張して
「おっ、お疲れ様でしたぁあわワワワ」
みたいな、
どもった上に変なビブラートがかかってしまった。
一体なんなんだろう。
とても自分を良く見せたい人の所業とは思えない。
でもなんか、あまりにアホすぎる響きに
「なんだ今のビブラート」
と こっそり自分で笑ってしまったが、あんな挨拶で帰られた上司はちょっとかわいそうである。
それにしても
なぜ周りの人はあんなにナチュラルに
どもることもビブることもなく
流暢な雑談や挨拶ができるのだろう。
不思議でしようがない。
わたしもあんなふうに感じ良くサラサラ話してみたいものである。
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