蘇、と読書
結局、朝の貴重な時間を読書と蘇に使うことにした。
中火でミルクを煮る。
沸騰したら、かきまぜる。
湯葉ができ始める。
ゆっくり読めるので、英語の勉強にと思い『かえるくん、東京を救う』ペーパーバック様式で、英文と日本語の原文が見開きに配置され、その後に単語や構文の説明が続く。
コッテリしてきてからは、ひたすらかきまぜる。直火なので多少の焦げは出る。
シリコン型に入れる。だいぶ粘性が低く、しきつめようとするとヘラにつく。ここで「スプーンにバターを塗って」などとやっていると時間がなくなる。粗熱をとっている間に茶を淹れて、冷めたら冷蔵庫へ。
蘇。
端の方、味の薄いチーズといった趣。胡椒と塩でキメる。
今回は1リットルで直火にあてて二時間。作られていた当時は、湯煎で七時間もかかったとか。
このキャラメルを作るのに、電子レンジで20分。文明とは。
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