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あらためてコロナのことを考える

おそらく殆どの人達がそうであったように基本的なルールを守ってコロナに感染しないよう注意して生活してきたつもりでしたが、やはり年末年始の爆発的な感染拡大を目の当たりにすると、自分も含めて社会全体が少し気がゆるんでいたのかなと思わざるを得ません。

そんなことを考えながら気持ちを引き締めようとしていた矢先、近所の飲食店にお邪魔した時に他の地元のお客さんからやや衝撃的なお話を耳に。自分も何度か足を運んだ とある飲食店の大旦那さん(親子で営業してらしてお父上のほう)がコロナの合併症で亡くなってたという。個人的に親しくさせていただいていたわけではないけどお店に行くといつも元気よく愛想よく応対してくれたあの笑顔がもうお店に行っても見れないと思うとやはり悲しく寂しい気持ちが強く残りました。

その話を聞いた直後にたまたまネットで見つけたのが↓のニュース。

「自分の仕事でコロナの拡大を止める」 そう話していた消毒作業員の男性がコロナに感染し亡くなりました。感染防護に気を遣い、感染の経路も分かっていません。残された妻がウイルスの怖さを知ってほしいと、コロナ調査報道班の取材に応じました。 (JNNニュース 9月10日放送)

Posted by TBS NEWS on Thursday, September 10, 2020

32歳の奥さんと小さい2人のお子さん残して41歳のお父さんが亡くなったケース。動画をちゃんと最後まで見てもらえば分かるんですが、コロナ対策で施設の消毒作業をする仕事をしていて当然作業は防護服着用で万全の対策をし全員毎日PCR検査をしていたそうです。(仕事が感染源と誰もが思うでしょうけど他の同僚は一人も感染してないので仕事以外の感染経路の可能性が高いです) そしてある日この方に陽性反応が出て入院したのですがたった2週間で亡くなってます。各個人の体質やウイルスとの相性など条件は様々でしょうが運が悪ければこんなに若い人でも短期間で命を落とすわけですね。

国内のコロナ感染死亡者の年齢別統計データを見ても40代から上にいくほど増えてます。30代も若干いるみたいですが。よって今40歳以上の人は自分自身も含めて既に要注意の世代と言えます。

いわゆるアラフォー枠に入る30代後半の人も油断は絶対できません。例えばアメリカの死亡者統計データでは35〜44歳の死亡者が5000人以上います。運が悪ければ(条件が合ってしまえば)死ぬ可能性は十分にあります。

20代や30代なら感染しても死なないからいいじゃんと思ってる人もいるのかもしれませんが、体験談を見聞きするとかなり厳しいようです。体験したことがないような発熱や関節痛、嗅覚や味覚の消失など実際なってみないと想像できないでしょうがかなり苦しいと思います。運良く死ななくても生活に影響をきたすほどの後遺症が残ってる人も多く、下手すれば仕事に戻れず生活(経済)が破綻する可能性だってあります。

体験談が↓にあるので見ておくといいかもしれません。

https://www.news24.jp/articles/2021/01/14/07803519.html
https://www.news24.jp/articles/2021/01/14/07803521.html

あと最近ワクチンの話題がニュースにひっきりなしに出てますが、それで安心してる人がいたら大間違いです。本来ワクチンに限らず医薬品の開発から認可までは相当の時間がかかるものですが今回は緊急性が高すぎるため異常なまでに短縮してリリースしてます。関連性はまだ検証中ですが被投与者が死亡したケース、確率は低いですが厳しい副作用の発生ケースが報告されてます。ワクチンそのもののリスクがゼロではないわけです。

加えてきちんと理解しなくてはいけないのがワクチンは感染を予防するものであって、決して感染者を治療できるものではないということです。現時点、未だに新型コロナウイルスを駆逐できる薬品は開発されていません。多くの感染者が隔離や入院を経て、社会に戻ってきてるのは誰もが知ってると思いますが、正確には彼らは完全に感染を治癒できたわけではありません。症状が緩和され一応の陰性反応が確認されてから解放されているんでしょうが、体のどこかにウイルスが潜んでる可能性が非常に高く、後で極度に疲労したり他の病気にかかったりして体力が著しく低下した時に潜んでいたコロナウイルスが再活動することはあり得ます。もっと怖いのは、本人は例えば抗体ができていて症状がでなくても家庭や会社にいる周りの無防備な未感染者に感染させる可能性だってあります。会社はテレワークさせてくれるところもあるかもしれませんが一つ屋根の下で暮らすしかない家族の場合は悲惨です。家族なのに腫れ物に触るように接さざるを得ないなんて悲しいことです。

実際に感染経路データとして、家庭内感染の割合が非常に高く、インフルエンザなど他の感染症と同じく家族の誰かが外で感染して、それを家庭内に持ち込んで他の家族にうつしてしまうケースが多いわけです。だから一人暮らしでもない限り、自分が感染することがイコール自分の家族をも危険にさらすことであると常に意識しないといけません。例えば自分が持ち込んだせいで幼い我が子が感染、年老いた親が感染して死亡、なんてことがあったら普通の精神でいられる人はそんなに多くないと思います。感染による症状よりそっちの精神的負担の方がつらいかもしれません。

一人暮らしでももちろん油断していいことにはなりません。例えば自分もそうですが一人暮らしでペットを飼っている人も少なくないと思います。もし飼い主が感染して入院、最悪死亡したらペットはどうなるでしょう。他に面倒を見てくれる人がいなければペットも共倒れです。大抵の人が愛情を持って飼っているでしょうから、自分のせいでペットも死ぬような事態にでもなったら自分が許せないのではないでしょうか。

今の状況を見ても未だにコロナウイルスを甘く見てる人がいるのは正直驚きます。自分も発生当初はあまり深刻に考えていませんでしたが、世界の状況の変化とともに深刻にならざるを得ませんでした。感染しても死ななければOKと思ってる人がいるなら自分を経由して他者を殺す可能性があると考えるべきです。その根拠は正直理解できませんが感染しても大丈夫と思ってる人がいるなら本当に今すぐ考えを改めるべきとしか言えません。

ウイルスが進化するものであることは知ってる人もいるでしょうが、早くも変異種が確認されニュースで毎日取り沙汰されてます。イギリスで確認された変異種は従来のコロナウイルスの1.7倍の感染力を持つとも言われてます。現に今の新規感染者の約2/3は変異種だそうです。かなりの割合ですが、その感染力の強さを証明してる数字です。昨年12月頭ではイギリスの平均感染者数は1万人台/日で推移していたのが年末には5万人台/日に急激に増え、既に6万人台/日を超えてます。この短期間でこの増え方、イギリス人が日本人ほどきちんとマスク着用を徹底してないにしても無視できない状況です。

日本人でも英国型変異種の感染者が30人ほど確認されているようですが、そのうちの7人は空港の検疫で検知できず、入国させてしまった後に発覚してます。つまり再入国後に普通に生活していた間に、既に他に何人も感染させてしまった可能性が高いです。初期は少数でも前述のような感染力の強さを考えると今後急激に数を増やしていく危険性は留意する必要があります。

冒頭の話に戻りますが、まだまだ気を緩められる段階にはありません。まだ気を引き締めて各個人が感染防止のためのルールを徹底していかないといけません。少なくとも、確実なワクチンが開発され全ての人に行き渡る体制ができ、かつ変異種も含めて新型コロナウイルスを撃退できる薬品が開発されるまでは。

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