住人インタビュー Vol.7 まっさん
◉ はじめに
今回はボーダレスハウス浅草橋ハウスの初期メンバーである まっさん にインタビューをしました。
住むところも仕事もいろいろな経験をしてきたユニークなまっさんの人生を明らかにしていきたいと思います。
◉ プロフィール
りょう)まずはプロフィールから聞かせてください。
まっさん)もともと静岡生まれで、今は東京に越してきて3年目です。
大学時代は富山に5年間、3年生を2回やって、4年生の時に退学しています(笑)
そこから一度静岡に戻って1年半過ごし、今の会社に入って営業として埼玉営業所、エンジニアになって東京本社で勤務しています。
ボーダレスハウス浅草橋に引っ越してくる前は東京本社の寮に住んでいました。
り)早速、突っ込みどころが多い感じですね。もう少し詳しく話聞きたいです(笑)
◉ もやもやを抱えた大学時代
ま)はい、もちろんです。
もともと大学では材料工学を勉強していました。当時、勉強自体は好きでした。
が、正直それ以外はあまり好きになれませんでした。というのも自分は大学受験に失敗して入学した分、他の人に負けたくないという気持ちで入ったんです。が、周りは「大学生=遊び」の雰囲気があって、彼らとの時間に生産性がないと感じてしまいました。
人生に対しての温度感が周りの学生と合わなかった感じです。
◉ 大学を退学!?
り)なるほど。それは確かに大学に行くモチベーションもなかなか上がらないですね。それもあって冒頭に話があったように留年や退学に至ったのですか?
ま)留年してしまったのは必修単位を落としたからですね。長期インターンとかアフィリエイトとか、大学の勉強以外に精を出しすぎていたことも必修単位を落としてしまった要因の1つではあるかもしれませんが、大学での勉強に対してのモチベーションがほとんどなくなっていたことが1番の要因だったと思います(笑)
長期インターンでは、採用コンサルと大学生の就活支援をしている人材系の会社でテレアポや事務などいろいろなことを経験しました。
それプラス、アフィリエイトをやっていて、当時は月数千円くらいでしたが少し稼いでいました。その後アフィリエイトを本格的に挑戦したくて休学をしようと親に相談しました。が、反対されました。
その時、自分は「人生を変えたい」、「目に見える結果を出したい」と思っているのに親には理解してもらえなかった憤りと、世の中結局出身大学名ばかりでみられる、評価されることに嫌気がさしていたこと。この二つが重なり、学歴が関係ないネットビジネスをやってそれで生きていくと決心して親の反対を押し切って、大学を辞めました。
◉ 大学退学後、将来を見つめなおす
り)最後は自分で決断をしたんですね...!大学を辞めた後はどうでした?
ま)実家に戻って、半年くらいアフィリエイト専業でやっていました。月収10万円まで稼げるようになったのですがそこから安定して収益を出し続けることができず、サイトの収益も次第に落ちていき、気持ちが折れてしまったのです。
それから、一旦アフィリエイトで生計を立てていくことはあきらめて、実家の近くのケータイショップで契約社員として働き始めました。半年ほど働いたくらいのときに、今の仕事の将来性に疑問を感じ始め、学歴不問のベンチャー企業に転職しました。この会社では営業職として採用されましたが、営業では思うように成果を出せていませんでした。営業の仕事を初めてから1年半ほど経ち、今の会社で働く中で上司との面談などを通して、一度自分を見つめなおすきっかけがあり、今後自分のキャリアをどう進めていくのかを考えていたところ、「学生のときに数学や物理が得意だったから、ロジカルな度合いが強い仕事だったら向いているのではないか?」と思い、試しにプログラミングの勉強をやってみることにしました。
実際にやってみてプログラミングが楽しいと感じたこともあり、半年間ほど独学でプログラミングを学習し、営業からエンジニアに転身しました。
そして今に至ります。
り)周りの人の影響もありながらも自分でいろんな決断をしてきた人生ですね。
◉ いざ、浅草橋ハウスに
り)そんな中、浅草橋に引っ越してきたわけですが、引っ越しに至った理由は何ですか?
ま)ずっと会社の寮だったのでそろそろ出ようかなと。人間関係が社内の人だけだったのも違和感だったので。
ただし、一人で住んでも面白くないだろうなと。せっかくだったらいろんな人と交流できるところがいいなと思い、ここを見つけました。
せっかくなら国籍とか異なる人との方が違いが大きくて新しい発見も大きいのではないかと思っていました。
り)人間関係が社内の人だけだったのに違和感、凄くわかります。
今はこの生活のどういうところが楽しいですか?
ま)期待していた通り、価値観に触れる深い会話が日々できるのが楽しいです。ある日のハウスパーティーの後の夜遅くに一部のハウスメイトと「性善説、性悪説」については話し合ったりしたのは今でもよく覚えています。
価値観の違いはありつつも、いい雰囲気を作り出せる協調性がある人たちで一緒に暮らしていてとても居心地がいいですね。これからもハウスメイトとフラッと遊びに行ったりする機会を作ってもっと交流を図っていきたいと思います。
◉ 編集後記
一度決めた以上は周りが何と言おうとも突き進む。そんなまっすぐなまっさんの生き方が少し垣間見えて面白かったです。いわれてみれば、コンビニご飯を卒業しようと決めてから自炊をはじめ、続けているあたりからも意志の強さが垣間見えますね。(レパートリーは増やし途中)
◉ 過去の住人インタビューシリーズ
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?