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【ウェブ広告】新型コロナウイルスによるウェブ運用型広告業界への影響

1.はじめに
初めまして、都内でウェブ広告代理店を営んでいる瀧山です。
初めてのnote投稿になります。

さて今各地で猛威を振るっている新型コロナウイルスですが、僕が身を置いているウェブ広告業界もかなりの影響を受けています。
東日本大震災やリーマンショック時、テレビCMが軒並みACジャパンのCMに差し替わりましたが、今現在広告業界はそれに近しい状態となっています。

今回はそんなウェブ広告業界において、SEMコンサルティングを行っている皆様が普段見る指標がどのように変化しているかをまとめてみましたので、参考になれば幸いです。

2.新型コロナによる広告影響

 1)外出自粛要請により、スマホを触る時間が増加
→日本政府による緊急事態宣言、及び小池都知事による外出自粛要請など、当然ここ最近は全体的に外出する人口が減っています。
そのため、人々はスマホを触る時間がこれまでよりも多くなり、結果的に広告が表示される回数が増える傾向にあるようです。
→僕の体感では、ここ数週間はこれまでより20%増くらいの感覚です。
同様に、広告のクリック回数も大幅に増える傾向があります。

 2)獲得率は低下傾向
 →1)によりクリックが増えているのですが、ウェブで完結しないコンバージョン地点を持つ広告主アカウントにおいては、獲得率が通常の40%程度低下する傾向があります。
ウェブ上で購入できたり、資料請求できたりするケースは、そこまで大きな悪影響は出ていないのですが、イベント予約、来場、など実際に外出を伴うコンバージョンは減少傾向にあります。
→恐らく、コンバージョンの手前で外出を伴うことを意識し、離脱するためと思われます。

▼特にCVRが低下している業界▼
・プロスポーツチームのチケット販売
・フィットネスクラブ
・ビジネスセミナー(オンライン配信に切り替えつつある)
・家具の展示販売などの大型イベント
・旅行業界(宿予約)
・飲食業界(オンライン店舗予約)
・印刷業界
・結婚式場、披露宴
 →僕が携わっている業界だけです。それ以外にもたくさんあると思います。

 3)利益重視に戦略を切り替える企業が増加
 →1及び2により、直近の広告効果が悪くなっている広告主の割合が多く、一旦コロナウイルスが収束に向かう、もしくは市場が落ち着くまでは
積極的に広告掲載を行わず、利益重視の方向に切り替えている企業が増えてきています。

ここまで書いてきましたが、それでも現在大きな影響を受けていない業界もあります。
僕が携わっている限りでは「運送業」はあまり数値が大きく動いていません。恐らく、物流はインフラなので止めるわけにはいかないということなんだと理解しています。


3.最後に
僕の周りでもウェブ広告に近しい業界にいらっしゃる経営者さんは、ほとんどの方が業績が大変厳しいと言っています。
こんな時だからこそ、情報のインプットアウトプットを積極的に行って、一緒に乗り越えたいと強く思っています。

また数値に変化が出てきたら、次のnoteなどで公開しようと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。


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執筆:瀧山/株式会社ヒトイロ 代表取締役(d_takiyama@hitoiro.co.jp)

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