TOEICかVERSANTか #3(難易度の話)

さて、VERSANTとは何者か。
【参考】https://www.versant.jp/(VERSANTのHP)
ビジネスで使える実践的英語テストで、スピーキング最重視の模様。

■満点は?
TOEICが1390点(L&R:990点+S&W400点)、TOEFLが120点なのに対して、VERSANTは80点が満点
どうでもいいようで、私にとってはこれ、なかなか重要な要素。点数の幅が与えるモチベーションへの影響って侮れない。
というのも、TOEFLを受験していた学生時代、勉強しても勉強しても点数の上がり幅がそんなになかったために、上達してる実感が持てなかったことも、勉強を継続する障壁になっていたから。
満点80点は、私の軟弱なモチベーションが耐えられる点数なのだろうか…?

■受験の所要時間は?
・TOEIC L&R:Listening=約45分(100問)、Reading=75分(100問)
・TOEIC S&W:Speaking=約20分(計11問)、Writing=約60分(計8問)
VERSANT:約20分(63問)
試験時間だけ見ると、VERSANT魅力的過ぎる!!
最近ほんと集中力もたないもんで…。
ただ、問題数が多い。単純に1問あたりにかけられる時間で考えると、
・TOEIC L&R:Listening=約27秒/問、Reading=約45秒/問
・TOEIC S&W:Speaking=約109秒/問、Writing=約450秒/問
VERSANT:約19秒/問
TOEICとVERSANTでは問題形式も解答形式も全く違うことを差っ引いても、この数字を見る限り、VERSANTは考える時間はほぼないように見える。ツーと言えばカーくらいの勢いで解答できないと箸にも棒にも引っかからないのでは?それは集中力でカバーできるようなものなんだろうか…?

■回答方式
TOEIC L&Rは全問マークシート、TOEIC S&WとVERSANTは音声認識とタイピング
私の英語の学び直し動機としては「ちゃんと英語でコミュニケーション取れるようになりたい」という部分が大きいから、得手不得手はともかく、音声認識で判定してもらえるのは勉強の目的に適っていて、その意味ではどちらを選択しても価値がある。
昇進クライテリアに対して、という側面からいえば、少しでも点数を伸ばせる要素があった方が良いから、取り立ててSpeakingに自信があるわけでもない(むしろ自信はゼロな)私には、いろんな判定要素のあるTOEICの方が向いてそう。

■試験対策の手立ては?
TOEIC L&Rは言わずもがな。探せば探しただけいろんな情報が出てくる。
S&WもL&Rほどではないけど、ざっとネットを見てみた感じ、選ぶのに困る程度には情報がある。
VERSANTは対策本はあんまりなさそうだけど、実際に受験した人たちが割としっかり体験記をまとめてくれている&社内にも受験対策に役立ちそうな資料が存在している。
実際問題取り組める問題集や参考書の量を考えれば、TOEICもVERSANTも大差なさそうに感じる。

■で、プロや経験者の見解は?
ここまで、自分なりに調べた情報から考えてみた。VERSANTは所要時間と費用の面で圧倒的に魅力的なのだけど、基礎力から怪しい人間が取り組むにはハードルが高い匂いしかしない。その辺り、英語教育のプロや経験者の方達はどのように評価しているのだろう?

【参考①】https://solo-ielts-toefl.com/versant-toeic-comparison/
"現状、基礎力がない方は、TOEICを中心に学習していくと良いです"

Solo Group Co.,Ltd.様のサイトより

【参考②】https://kreeblog.com/english-versant-toeic/
"VERSANTの受験をおすすめしたい人はこんな人です。
・自身のスピーキング力を測りたい人
・TOEICでは測れないランクの英語力を身に付けたい人
TOEICの受験をおすすめしたい人はこんな人です。
・就活や転職で英語力をアピールしたい人
・英語学習を始めたばかりの初心者"

Takumedia様のサイトより

【参考③】https://yomekoron.com/versant-impression/
Versant テストの感想
・音が中心のテスト
・リスニングができないときつい
・TOEICよりも聞き取りにくい
・回答時間が結構短い
・ビジネス英語よりのTOEICとは違い、日常で使いそうな単語や文章が多い

よめころん様のサイトより

ビジネス英会話に限らないという面でもVERSANTは魅力的だけど、これらを見る限り、今の私にはTOEICが向いているのだろうと判断。
まずは集中力を持たせることと基礎力を養いつつ、極力1度きりの受験でTOEICで結果を出し、その上でもっとSpeaking力を伸ばしていこうとなった時にVERSANTを受験する、という方針で、この産休育休中の英語学習をすることに決めたのでした。


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