大学入試 英文法の要点(関係詞)
関係詞
関係詞は、
① 名詞(先行詞)と、その後ろの文をつなぐ。
② 後ろの文の中で代名詞や副詞等として役目を果たす。
関係代名詞
This is the place which I want to visit.
whichは、the place を受ける代名詞であり、さらに、visitの目的語となっている。
関係副詞
This is the place where I was born.
whereは「そこで」(副詞)という意味で、I was bornにかかる役目を持つ。
*関係詞は疑問詞から派生したと考えられる。
自問自答している、と考える。
(ex. 誰?---その人はね・・・)
*関係詞は後ろの文でどんな役目をするかが問題。
関係代名詞は、主語、目的語、所有(その~)の役目がある。
関係副詞は、副詞の役目がある。
<関係代名詞>
The man その人
who だれ?ー-- その人が・・・<主語の役目>
want to see you 君に会いたい
The man who wants to see you
君に会いたい人
The man その人
who(m) 誰?ー-- その人を・・・<目的語の役目>
you love あなたが愛する
The man who(m) you love
あなたが愛する人
The man その人
whose 誰の? <「~の」という所有を示す役目>
whose dream 誰の夢?ー--その人の夢が
is to be a teacher 先生になること
The man whose dream is to be a teacher
夢が先生になることである人
The gameそのゲーム
which どれ?---それを <目的語の役目>
he likes 彼が好む
The game which he likes
彼が好むゲーム
以下も同様
A novel which is popular with teenagers(どれ?→その小説が)
10代(13歳~19歳)に人気の小説
The house whose roof is red(どれの?→その家の)
屋根が赤い家
*関係代名詞の that は、whose以外の関係代名詞の代わりができる。
The man that wants to see you
*thatは「それ」なので
人→ それは(その人は)→ 君に会いたい というつながりができる。
The man that you love
The game that he likes
も同様。
*関係代名詞が後ろの文で目的語の役目をするときは省略できる。
省略する方が自然な英語となる。
The man you love
The game he likes
*whomは、ほとんど使わない。
下記の with whom のような、前置詞の後の場合はwhomを使う。
口語では、whoが好まれる。
*関係代名詞が目的語の役目をする場合、
名詞と後ろの文のつながりは
省略した場合が一番強く、
thatを使う場合が二番目に強い。
whom/whoは弱くなる。
まわりくどい自問自答になるから。
<関係副詞>
The hotel ホテル
where? どこ? ー--そこで
my father works 父が働く
The hotel where my father works
父が働いているホテル
*同様に、when(いつ) why(なぜ) how(どのように)を考える。
The year when I was born in Nagoya(いつ→その時~)
名古屋で生まれた年
The reason why I came early(なぜ→その理由で~)
早く来た理由
*howについてはthe way how はなく、the way か how のどちらかが省略される。
how the war broke out in 1941
戦争が1941年に勃発した様子
接続用法
関係詞の前にカンマをつける。
カンマで文が切れてから、文がつながっていく。
Susan wrote him a long letter, which she didn’t mail.
スーザンは彼に長い手紙を書いたが、彼女はその手紙を投函しなかった。
前の文や文の一部を受ける関係代名詞は ,which を使う。
He said he would go there, which was a lie.
彼はそこへ行くと言ったが、それ(そこへ行くこと)は嘘だった。
前置詞+関係代名詞
関係代名詞には後ろの文で必要な物をつけることができる。
I have many ways in which I study English.
英語を学ぶたくさんの方法がある。
+その方法で英語を勉強する。
in the ways → in which で考える。
ただし that は要注意。
, that や 前置詞 + that はない。
関係代名詞のthatには何もつかない。
thatは名詞との結びつきが強いから。
重要事項
1 関係代名詞の後の S+V+V の形がある時は、前の S+V は挿入句。
the man who I guess is honest
S V V
挿入句
正直だと思う人
2 複合関係詞 -ever ~でも
使い方は関係詞と同じ。前の名詞は必要ない。
whoever(だれでも)
whichever(どれでも)
whatever(何でも)
wherever(どこでも)
whenever(いつでも)
However hard she may try,… どんなに一生懸命やっても
However+形容詞(副詞)+S+Vの語順に注意
3 先行詞の省略
He has been in hospital for two weeks.
That’s why he can’t come today.
彼は2週間入院している。そういうわけで彼は今日は来れない。
the reason why の the reason を省略する。
(whyだけで理由とわかるから。)
同様に、関係副詞は前の名詞がないことが多い。(名詞がなくてもわかる。)
Where there is a will, there is a way.
意志あるところに道あり。
4 関係代名詞のwhat
what=the thing(s) which
~すること(もの)
what I have 私が持っているもの
what I thought was right
(正しいと思ったこと)
I thought は挿入句。
*what の重要表現
what S be Sの状態
(be動詞で時間を設定する。)
what she is (今の彼女)
what I used to be (昔の私)
I gave the poor woman what little money I had.
(なけなしの金)
whatは、whateverの意味で、「何でも」。
直訳は、「私が持っていた、少ないけれどすべてのお金」
what is called(いわゆる)
= so-called
what is 比較級
what is more
(さらに)
what is worse
(さらに悪いことに)
what is more important
(さらに重要なことは)
Reading is to the mind what food is to the body.
読書と精神の関係は食物と身体との関係と同じである。
その他の重要表現
As is often the case with him, he didn’t do his homework.
彼にはよくあることだが
(asは後ろの内容を受ける関係代名詞)
彼は宿題をしなかった。
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