蓼科旅日記。①青を撮る
週末、2泊3日で蓼科へ。
このところ結構頑張っていろんなお仕事をしていて、
待ちに待った休暇だった。
ミラーレスと旅をする
本当は音楽イベントで訪れるはずだった蓼科の女神湖。
コロナ禍でイベントが開催できなくなり、
関係者だけで慰安旅行と称して旅に出た。
先日SONYのミラーレスカメラα6300をゲットしてから初めていく旅。
いろんな景色をおさめて楽しんだけど、
今回、どうしても撮影したかったのは星景写真だった。
星空観察は自然が相手
1日目の夜は雨。
2日目は晴れ予報だった。
なのに2日目の夜、22時頃に外へ出ると厚い雲が空を覆ってた。
20時頃には見えていたのに!
自称「宙ガール」を謳っているけど、星空観察は自然が相手。
思い通りにいかないのはわかっていてもさすがに落胆した。
わたし、星空に縁がないんじゃないかしら?
↓まだ明るい時間の女神湖。
午前4時30分。
そこで、朝方を狙ってもう一度トライしてみることに。
寝たのはけっこう遅かったのだけど、ここまできて星を観ずには帰れない。うつらうつらと仮眠して、誰かに呼ばれるように目覚めた朝4時30分。
カーテンをあけて空を覗き込むと、くっきりと星が見えている。
「よし、行こう」
誰もいない湖畔で
宿泊していた女神湖畔のペンション「森の木びと」さんから
車で少しいったところにこの絶景ポイントはある。
かなり厚着をしたためか、氷点下1度のわりには寒くなかった。
それでも長時間いると冷える。
しかも手袋も帽子も持っていき忘れていた。
寒いな。
怖いな。
星空撮影の必須アイテムリストに手袋と帽子を書き足してから、
恐る恐る桟橋に三脚を立てた。
野生動物が来ないかな。
目に見えないもの協会の誰かが来ませんように。
一人の星空撮影ってけっこう危ないものだとこの時やっと気がついた。
それでも比較的安全な場所なので、怖さを打ち消して撮影開始。
設定を変えながら何枚もシャッターを切った。
Midnight Blue
青は一番好きな色。
しかも夜の青が好き。
そんな青が星空写真に。
蓼科で迷い込む、銀河鉄道の世界。
初めてにしては上出来。
こちらはオリオン座辺り。
そして、朝がくる
ひとしきり撮影したら、山際がほんの少し明るく光っていた。
あぁ、朝がくる。
それから少しして、夜の闇は朝の太陽に飲み込まれていった。