薬味のせ鶏ごはん(レシピ) 8月2日(水)
自分の中で、料理の「流行り」みたいなものがあって、ひたすら作ったかと思うと、その後はぱったり…ということがよくある。
そんなことを思い出したのは、友人が3年前に一緒に作ったごはんを「その後何度も作っている」と教えてくれたから。3年前の夏あの日を思い出す。
そんなわけで、過去ブログからレシピを紹介。
2020年夏のヒット!「薬味のせ鶏ごはん」です。
2020年8月
毎夏恒例の、友人家族来訪。
3度のごはんは、シンプルに。今回つくったのは「薬味のせ鶏ごはん」。
すごく簡単なのに、薬味の種類を増やすだけで、ごちそう風になる。食べ方も、薬味の組み合わせも、「各自お好みでどうぞ」スタイル。子供も「すきなものだけ」食べればいいし、大人数の時にも向いている。
ゆで鶏は友人が細かく割いてくれて助かった。これ、意外と時間がかかるので、薄めにスライスしてもOKだけど、割いたゆで鶏ならではのおいしさがあると思う。
ごまをすったり、薬味を切ってもらったり、できるかぎり手伝ってもらうことで、食事の準備が、「みんなでつくる」イベントに早変わり。しかも助かる!
お客さんのときのごはんは、量も品数も多めになりがち。そこをあえて「一品完結」でよしとする。「来客のハードルを下げる」仕組みでもある。
【レシピ】ざっくりダイジェスト版
1.鶏肉をゆで、ゆで汁ごとさます
2.ゆで汁でご飯を炊く
3.鶏肉を細く割き、軽く味付けする
4.たれをつくる
5.薬味を用意する
6.ご飯に、鶏肉、薬味をのせ、たれをかけてでき上がり!
【レシピ】もっと詳しくバージョン
1.鶏肉は塩をすりこみ、日本酒をかけてしばらく置いておく。鍋に鶏肉がかぶるくらいの水を入れる。生姜とにんにくの薄切り、レモングラス、黒胡椒、玉ねぎ、プチトマト数個、塩と鶏肉を入れ、沸騰したら弱火にして火が通ったらそのまま冷まして冷蔵庫へ。鶏肉をゆで汁から出すと肉がパサつくので、漬けたまま保存すること。ゆでるときに入れる香味野菜やハーブなどは、あるもので。鶏肉の独特のにおいが中和されて、よい風味がつけば何でもよいいのです。
2.漉したゆで汁+塩でご飯を普通の水加減で炊く。
3.鶏肉は細く割き、塩とごま油、醤油で軽めに味付けする。
4.たれは「東南アジアたれ」に醤油+ごま油。
瓶に、青唐辛子とにんにくの薄切り、ナンプラー、砂糖、柑橘果汁(レモンやすだち)、梅酢(酢)、醤油、ごま油を入れてよく混ぜる。そのままだと味が濃いので、同量の水で割る。砂糖がきちんと溶けてから味を見て、味を好みに調整する。
5.薬味は手元にあるもので。薬味になりそうなものはなんでも使う。
みょうが、万願寺とうがらし、おくら→薄切り
きゅうり、生姜→千切り
赤玉ねぎ、青じそ→できるだけ薄く切って氷水に晒してから水気を切る
ゴーヤ→薄切りにして塩してしばらくおいてから水に放って、しぼる
白ごま→炒ってからから半ずりに
すだち→半分or4等分に切る
その他、粗びきの黒胡椒など
薬味の種類の多いとごちそう風になるが、きゅうりのせん切りとすりごまだけでも実は十分おいしい。ふだんのごはんだったらこのくらいが気軽でいい。
6.お皿の上にターメリックの葉を敷き(ワイルドで開放的な気分になる。使い終わったらそのままコンポストへ)、ご飯、鶏肉の順にのせる。鶏肉の上に黒胡椒をふり、赤玉ねぎをのせてすだちを絞る。「鶏肉に黒胡椒と赤玉ねぎが接するようにして、赤玉ねぎにはすだちが浸み込むようにする」。この二つがポイント。あとは各自が好きなものをすきなだけのせて、たれをかけながら食べる。
おもてなしは「あるもので」
薬味はほとんど畑から。買ったは、お米と鶏肉、白ごまに調味料くらい。買い物はできるだけせずに、あるもので作る。
いわゆる「おもてなし料理」の豪華さはないけれど、大事にしたいのは「一緒に楽しくすごすこと」。日々の暮らしをシェアするような、そんなささやかなもてなしのかたちがあってもいいと思っている。
3年前を思い出しながら、ひさしぶりに「薬味のせ鶏ごはん」を作ってみよ
うと思う夏。
ほかのレシピも参考にしていただけたら!
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