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零細企業が潰れる。

弊社はホテル事業を営んでいます。
正確にはビルを保有し、ホテルの運営は運営会社に委託しています。

今月は売上70%減です。

営業をすればするほど赤字。
このままでは運営会社が倒産してしまうので、フリーレント期間、つまり「コロナが落ち着くまで」家賃を運営会社から徴収しない事にしました。

ただ、そうなれば「ビルのローンが払えません。」

そこで、同じ状況の社長さんと銀行へ行きました。
ローンの支払いの猶予のお願いの為です。


しかし、銀行はそれに応じません。

ローンの契約条件を変更した場合、今後は貸し付けを行わないと。
代わりに追加で貸し付けをするのでそれで返済するように勧めてきます。
つまり、さらに金を貸してやるからそれでローンと利子を払えと言っているのです。


経済産業省発行の支援策パンフレットには書いてある。

金融機関等への配慮要請
返済猶予等の既往債務の条件変更
1. 全力を挙げて最大限のスピードで万全の対応を行うこと
2. 赤字、債務超過等の形式でなく実情に最大限配慮すること

とあります。


銀行の言い分

銀行はそれは「政府が勝手に言っているだけ」で、現場ではそのように対応出来ないと言います。つまり「政府がコロナ対策の救済措置は机上の空論で現場には降りてきていない」という事です。


仮にコロナ対策融資を組んだとします。

据置期間や無利子はありがたいです。
しかし、ローンはいずれ返済しなくてはならず、利子も発生します。
これはフリーランスの方や個人の方への少額貸付も同じ事で、結局は新しい借金を背負わされるだけです。

つまり、コロナが落ち着いても「我々は莫大な借金が新たに残りその返済に苦しむ」という事です。

コロナ対策融資は借金なんです。


政府から命令して欲しい

銀行に現況融資の支払い条件の変更、つまり、いま抱えているローンの返済をコロナが落ち着くまで猶予する事を、「お願い」ではなく「命令」して欲しい。
という事です。


待った無しです!
すぐにです!
もちろん、銀行への救済措置も必要です。

何卒、地道に日本経済を支えてきた零細企業を助けてください!

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