Midjourney 画像生成- 基礎操作編
Midjourneyは、DiscordとWebブラウザ上で動作するAI画像生成ツールです。高品質な画像をテキストから簡単に生成できるため、近年注目を集めています。本記事では、Midjourneyの基本的な操作方法について解説します。
Midjourney のメリット
通常画像生成はGPU搭載の高スペックPCでないと生成できなかったり、ローカル環境で生成する場合環境構築が複雑で難易度高めです。Midjourneyは、とにかく高クオリティの画像の生成が簡単にできるということが最大のメリットです。
Midjourney のデメリット
ローカル環境で画像生成をする場合は月額費用はかかることはないですが、Midjourneyはツール利用料としての月額費用がかかります。また枚数制限もあります。AI画像は一発で良い画像が出てくることは少なく、生成しながら試行錯誤してクオリティを詰めていくので低いプランだとあっという間に上限を超えてしまいます。
まずはお試しで一番低いプランを試してみましょう。プラン選択の際、年間がデフォルトで選択されていると思いますが、AI関連は移り変わりが激しいので月間プランにして様子見をするのが良いと思います。
Midjourney の導入と初期設定
Midjourneyは、DiscordとWebブラウザのどちらでも使用可能です。それぞれの初期設定について解説します。
Discord版
Midjourneyに登録
Midjourneyの公式ウェブサイトにアクセスし、サインインします。
Discordサーバーに参加し、コミュニティと作品作成に便利な「プライベート専用チャンネル」を作成します。
専用チャンネルの作成方法(Newbies)
「Newbies」チャンネルは誰でも入れるため、自作の画像が埋もれてしまう可能性があります。
自作のチャンネルを作成する手順は以下の通りです。
チャンネルを追加
DMの「midjourney bot」をクリックし、アプリを追加
作成したサーバーを選択し連携
チャンネルに名前を付けて作成
画像生成
/imagine で生成
例: /imagine japanese woman, 30year old, smiling, wearing suit, in office
Web版
MidjourneyのWebサイトにアクセス
https://www.midjourney.com/ にアクセス
Googleアカウントやメールアドレスを使って新規登録
画像の生成方法
ページ上部の「Create」をクリック
プロンプトを入力し、Enterキーを押す
例: japanese woman, 30year old, smiling, wearing suit, in office
web版の方が操作性が良くおすすめです。でも、Discordは生成用チャンネルを沢山作ってその場所で生成をすれば予め画像の出力先が決まるので管理しやすいです。web版だと生成してからフォルダ分けするので必ずと言っていいほどカオスになりますw
Midjourneyの料金プラン
若干冒頭でも触れましたがMidjourneyは、ベーシックプラン、スタンダードプラン、プロプランの3つの料金プランがあります。
ベーシックプラン: 月額$10、生成回数に制限あり
スタンダードプラン: 月額$30、生成回数無制限、ファストモード15時間
プロプラン: 月額$60、生成回数無制限、ファストモード30時間
Midjourneyの基本操作・設定
画面上部の検索窓から生成をするのですが、右に置いてあるアイコンをクリックすると詳細の設定が変えられます。
ではそれぞれのメニューについて解説していきます。
1. Image Size: 生成される画像のサイズを設定
Portrait:縦長(3:4)
Square:正方形(1:1)
Landscape:横長(4:3)
その他のサイズ:バー調整
2. Model: AIモデルの仕様を選択
Standardはデフォルトのモードです。Rawはプロンプトに忠実に追加しすぎないモードです、Model Version: モデルのバージョン変更します。基本的にRawとモデルのバージョンを落とすと一昔前のAI画像のようなクオリティになるので特段変える必要はないかなと思います。Personalize:は自分がいいねしたお気に入り登録からカスタマイズして自分に合ったイメージを生成します。何百枚といいねしてから試してください(大変)
3. Aesthetics: 画像の美しさを調整
Stylization:様式化
Weirdness:奇妙さ
Variety:多様性
ここはちょっと奇抜な画像を出したい時に触りますが、私はあんまりいじらないです。
4. More Options: その他のオプション
生成速度の調整です。Turboは最速、Fastは速め、Relaxは遅めですが、プランによって最速で出せる枚数が決まっています。ここもあんまり触りません。気長に待てる性格ならあまり気にならないでしょう!
プロンプト作成
プロンプトは「メインキーワード + 色、感情、雰囲気などの補足説明 + シーン、パラメーター 」の順で入力します。抽象的な単語より具体的な単語の方がイメージが伝わりやすいです。(例えば:big より huge, emergencyThree catsより 3 catsなど)
例えばこんな感じ
先程のプロンプト構成に沿って「two dogs,black and white ,fun,modan,in house」と入力し生成します。すると一度に4つのパターンが生成されます。もう一度同じプロンプトで入力するとまたちょっと画像が変わります。AI画像はガチャ要素があります。あえて詳細な指示を入れないと想像を超える作品が生成されることもあるので出力しては調整、出力して調整、で試行錯誤して作っていきます。ガチャ要素を楽しみながら画像作成をしていきましょう。
プロンプトを書くのが苦手な方はこちらがおすすめ!
プロンプトを1から作るのが大変だと思う人はMidjourneyのプロンプトを作ってくれるGPTsを使うと便利です。欲しい画像を伝えるだけでプロンプトを作ってくれます。便利ですよ。
いかがでしたか?
Midjourneyは、高品質な画像を誰でも簡単に生成できるツールです。本記事で紹介した基本操作やプロンプト作成のコツを参考に、様々な画像生成を試してみてください。ただし、著作権に十分注意し、責任を持ってMidjourneyを利用しましょう。
また、画像を生成しただけで終わるのではなく活用していくことが重要です。デザインツールCanvaを使ったサムネイル作成についての記事もよかったら併せて読んでみてくださいね。
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