Numa Compact2をマスターキーボードで使う時のTips
最近、音楽制作に使う際のマスターキーボードを変えました。
(マスターキーボードとは音楽制作で打ち込みの際に入力や演奏に使うMIDI入力キーボードです)
ここ10年以上、KORGのSP-200という電子ピアノを使ってきまして。
特段故障があったわけではないのですが、ふと、ある日、私は元々エレクトーン出身で、ピアノタッチの重い鍵盤が苦手なのに、なぜピアノタッチのマスターキーボードを使っているのだろう・・・と(笑)
そこで気になってきたのが、同じ88鍵でセミウェイト鍵盤のStudiologic Numa Compact2。
ご縁あって、私の制作スタジオにやってきました。
マスターキーボードにして謎の問題が発生
そもそもこちらのNuma Compact2、「ステージピアノ」として販売されているので、マスターキーボードにする人少ないのかもしれないのですが・・・
何せ、おそらく一番の売りは、軽い!(物理的に)
7.1キロということで、それまで使っていたKORGのものが18.5キロ!(3度ほど外に持ち出したことはありましたが)とてもステージ用に移動させるものではありませんね。
とはいえ、MIDIキーボードとしても売られているので、私はマスターキーボードに・・・と思い使い始めたのですが。
Cubaseで制作を始めたところ、なんと、音がダブルで入る!!
しかも最初気づかず、エディットを始めたところで、編集した音の下にもう1つ同じ音がある!?
【画面スクショ】↓ 5音目、音価を短くしようとエディットすると現れる、同じ音が下にもう1音。。。
最初Cubaseの編集機能が壊れたかと思って再起動してしまいました。
この現象はどうやらCubaseだけでなく、Studio Oneでも起こるということで、MIDI出力=このままでは2重で音が出る、のだと思います。
とりあえず、解決方法発見
Numa Compact2のスイッチを入れた時はデフォルトでこのように立ち上がります。
このままだと、前述のように2重に音が入力されます。
もちろん、ステージピアノとして、内蔵・外部スピーカーでNuma Compact2から音を出す分には問題ありません!
取説にも何も記載なし、ネットで検索しても、それらしい情報はなし・・・
ということで、1つ1つボタンを押してはCubaseに入れて・・・
を試していって・・・
絶対関係なさそうと思って最後にオンにした「SPRIT」というボタン、これは本来鍵盤を上下で違う音色にするなどに使う機能ですが・・・
なんと、ここがポイントでした!!
この状態。
「MIDI」と「LOWER」&「UPPER」そして「SPLIT」
これを全部点灯させた状態で解決!!です!!
電源入れ直すとデフォルトで元に戻っちゃうので、
「さ~曲作りしよう~」と始めてフレーズやコードを入れて、エディット・・・というところまで来て、「しまった・・・😢」というパターンがたまにあります。
のでとりあえず、軽くて見た目もスタイリッシュで、鍵盤もちょうど良いけど、、、実はマスターキーボードには向かない。のかもしれない、Numa Compact2。でした。
でもそこさえ気を付ければ、曲作りも捗っていますので、割と気に入っています。
というわけで、取説にもネットにもどこにも記載がなかったので、情報共有!もし同じことに困った人が辿り着ければなぁと思って書いてみました🎵