見出し画像

寒くて暗くて長い北欧の冬に勉強するとは

ノルウェーは現在「長くて暗くて寒い冬」に突入しています。オスロの自宅の周りは雪でいっぱいです。

画像8

日照時間が少ないため、12月はオスロ中心部ではまだ「太陽を見れた日は1日もない」と言われています。日本だと考えられませんね。

私は高度が高い場所に住んでいるので、太陽はたまに見ることはできる。我が家の庭からは雲海も見ることができます。おうち雲海カフェ。

画像1

だから今月は何回か太陽は拝めました。太陽の写真をオスロ中心部に住んでいる友人に送るとびっくりされます。

画像2

雪が降っていて静かな日は勉強に集中しやすいです。私は秋田県出身なので、雪のある暮らしが好き。

家の中のインテリアを自分好みに

暗いなら暗いで、家の中にクリスマスイルミネーションやキャンドルを置いて暮らしを楽しむこともできます。北欧の人が、キャンドルを大量に使う気持ち、今なら心の底から理解できます。揺らぎによる癒し効果がすごい。

画像4

勉強環境をシンプルではなく、徹底的に居心地よくすることが私にとっては重要。

ビタミンD摂取、お日様を浴びる・太陽に感謝する

とはいえ、日照時間が少なすぎるのは日本でも経験したことがありません。

その分、太陽が出た日は勉強もはかどります。お日様の光を浴びれて嬉しいし、部屋の中に日光が差しているということだけでも嬉しい。

家にお日様が差しているだけど、そのシーンを記念撮影することもあります。壁に光が反射しているシーンに感動するのです。これ、実は長期滞在者ほどするようになる現象。

画像3

日照時間が少ないとビタミンDが減りがち。そうすると気持ちも体力も落ち込む、冬季うつにもなりやすいので、栄養補給も大事です。

血液検査をしたらビタミンDが足りていなかったので、口にスプレーをするタイプのビタミンDと、フィッシュオイルのオメガ3を毎日摂取しています。

画像7

気持ちの落ち込みを減らすには強い光を浴びる手もある。私はデスクの上にこれを設置。目覚まし時計としてではなく、仕事・勉強中は基本的にこれはON

画像9

勉強時間=リラックスできるおうちカフェ

おいしいスペシャルティコーヒー、お茶、おやつも毎日必須です。

画像5

食器にもこだわります。私は蚤の市とかで発掘した北欧ヴィンテージ食器を使う。いいものを使う。

画像6

たくさん食べて、たくさん寝る

冬は暗い時間が長いので、「眠くなる」のは当たり前です。長く住んでいれば慣れるというものでもありません。

眠くなることで「自分だめだな」「ちゃんとしなきゃ」とか思う必要ありません。眠いなら寝ていいし、気分転換にほかのことをしてもいい。睡魔に抵抗するエネルギーは無駄。

オスロは南部にありますが、オーロラ観測ができる北部に行った時は、1日がもっと暗くて、眠気が襲ってきました。

勉強期間中は寝ることも大事な勉強。寝ている間にその日学んだことを脳が整理しているから。だからたくさん寝ます。

朝ご飯もしっかりとります。日本で注文した炊飯器を愛用して、毎日お米、味噌汁、梅干し!日本食が一番。

「勉強」とは、暮らしのコーディネートも全部合わせて効果がでるものだと思います。

・・・・・

☆朝日新聞Globe+にノルウェーのプリンセスについて寄稿した記事が掲載中です。

☆北欧各国を取材してできあがった1冊










この記事が参加している募集

『北欧の幸せな社会のつくり方: 10代からの政治と選挙』『ハイヒールを履かない女たち: 北欧・ジェンダー平等先進国の現場から』(かもがわ出版)発売中です。カラフルな写真とともに、ぱらぱらと読める北欧モデル資料集のようになっています。