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カナルワークスのアウトレットは断然オススメな件+CW-L12aの簡易レビュー

IT関連の記事を続けて書くつもりが、今回は、日本の老舗イヤホンメーカー「カナルワークス」のアウトレット商品、CW-L12aについてレビューします。合わせてカナルワークスのアウトレットにも触れています。

きっかけ

このCW-L12aは半年前に購入したのですが、SOLARIS 2020と比較すると音の傾向が全く異なるため比較しても劣ることがなく、気分によって使い分けています。

さてカナルワークスは、2007年に設立された日本のカスタムIEMメーカーで、アーティストやプロミュージシャンからの信頼も厚い国内屈指のブランドです。今回紹介するアウトレット商品は、展示品や試聴機として使用されていた製品を、メーカーが整備・検品を行った上で特別価格で提供しているものです。

つまり新品同様(私の場合)の商品を新品の半額以下の価格で購入できます。注意点としてはカスタムIEMではなくユニバーサル(イヤーピースを付け替えることができるタイプ)点です。またタイミングによっては在庫の修理が少ない、高価なものしかラインナップにはない時があります。

ざっくりレビュー

◾️製品スペックと特徴

CW-L12aは、バランスド・アーマチュア型ドライバーを採用したユニバーサルIEMです。主な特徴は個人的に以下の通りです。非常にクリアで解像度が高く、クールでキレがあるので疾走感のある楽曲と相性が良いです。

また中華イヤホンで多く取り入れられている2pinコネクタのためリケーブルしやすいです。好みのケーブルにリケーブルしやすいのもいいですよね。

  • クリアで解像度の高いサウンド

  • 疾走感のある楽曲と相性が抜群

  • 2pinコネクタ採用でリケーブルしやすい

◾️サウンドクオリティ

実際に使用してみて特に印象的だったのは、クールで爽快感のある音質です。特にドラムのシンバル音の表現が秀逸で、高域の輝きが心地よく表現されています。手持ちがSOLARIS 2020とTWS 化したsaberだけなので比較しづらいですが、以下のような印象を受けます。

  • 音の密度はやや軽め

  • クリアでスッキリした音質

  • 音が軽いので長時間でも聴き疲れしない

  • 広がりのある音場

SOLARIS 2020の音の密度がすごいので相対的にそうなるのですが、音の密度は軽いです。その分クリアでスッキリした音質で、軽いので長時間でも聴き疲れしない点があります。音場もスッキリ広がっている印象を受け、どこが聞こえづらいとか特にありません。

◾️装着感とフィット感

カスタムIEMメーカーならではの、人間工学に基づいた設計が光ります。私の持っているイヤホンでは一番しっくりきます。ただし、ハウジングサイズはやや大きめなので、耳の小さな方は試聴をお勧めします。

◾️価格とコストパフォーマンス

通常価格と比較して、アウトレット価格は驚異の50%以上オフ。私の場合は22,000円という破格の値段で購入できました。アウトレットとはいえ新品同様(付属品も)なので全く問題ありません。

◾️気になる点

音量を上げすぎると曲によっては高音がやや割れます。音量が大きすぎるだけかもしれませんが・・。

まとめ

カナルワークスのアウトレット商品は、以下の点で非常にお勧めです。大きく分けて品質面、コスパ、注意点で書いていきます。

品質面
・新品同様のコンディション
・付属品も完備
・メーカー整備済みで安心

コストパフォーマンス
・高級機が半額以下で手の届く価格
・カスタムIEMメーカーのテクノロジーを体験できる
 (ただし見た感じはユニバーサルしかなさそう)

注意点
・在庫状況で価格が変動
・人気モデルは早い者勝ち
・サイズがやや大きめ

上記より、カスタムIEMにこだわりがなくユニバーサルでよい、デザインも選べない、とにかくコスパよく高級機を聴いてみたいという方にカナルワークスアウトレットはお勧めです。

ただし注意点にもある通りですが在庫状況がすぐに変わること、人気モデルはすぐになくなること、またサイズが大きいことには注意しましょう。

補足
最新のオーディオ市場調査(Statista, 2023)によると、プレミアムイヤホン市場は年間15%以上の成長を続けており、特に高音質を求めるユーザーが増加しています。

また、Audio Science Review等の海外レビューサイトでも、日本製IEMの評価は非常に高く、特に音質と製造品質の面で高い評価を得ています。

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