やんわり悪夢【面白い話】
昨日は何か疲れていたらしく、昼寝をしてしまった。
起きなきゃ起きなきゃと思いながら寝ているから、浅い眠りの連続である。
寝る前に私は、新しいメンタームを開けていた。私はメンタームを顔に塗ることが多い。ワセリン代わりに鼻の中にも…。なので減りが早い。
ちなみにロート製薬のメンソレータムより安い近江兄弟社のメンタームである。近江八幡に会社があるが、会社の前を通るとメンタームの香りがする。ちなみに近江兄弟社という名前だが、兄弟でやっていた訳ではない。元々、どうも近江八幡の都市開発に貢献したオランダ人のヴォーリズが作った会社で、キリスト教で言う「兄弟」という意味らしい。
とまあそんなわけでメンターム御用達なのだが。
夢の中で私は真新しいメンタームを開けていた。
その、開けたメンタームが、なんと、ジャーの半分ほどしか入っておらず、しかも表面がツルッとしておらず、まるで使いさしのような状態だったのだ。
おっかしいなぁ、こんなものかな…と思いながらメンタームを塗る夢である。
私にとっては必需品なので、やんわりとではあるが悪夢なのである。
起きて確認したら、新しいメンタームは蓋ぎりぎりまでたっぷりと入っていて、私はほっとした。