迷惑をかけない人はいないのだから【エッセイ】
とある媒体で、外国人は迷惑をかけられることに対して、日本人よりおおらかであるという投稿を見つけた。ちなみにどの国かは分からないし、全ての国とは言えないだろう。
ところで今日、それを踏まえて人間観察をしていた。日本人、実際どうなのか、と。
結果、極端な迷惑をかけている人はいなかったけれど、思いやりにかける行動をとる人が多いことに気づいた。
通路を曲がる時は内側の最短ルートをとり進路妨害する人。人の前を横切る人。狭い通路でだらしなく足を組んでいる人。隣の席にドサッとものを置く人。前を譲ったらぶつからん勢いで駐車場から飛び出てくる車。
13時からの約3時間でこれだけの結果を見た。
ちなみに思いやりある行動をされる方もいて、気のつく方だなと感じたが、悪い行動のが悪目立ちしてしまうものだなとも、改めて感じた。
オギャアと生まれて死ぬまで、誰にも迷惑をかけずに生きられる人など一人もいない。だから他の人の失敗におおらかであるのは、正しい。
けれど、少し気をつければなんとかなることをなんともせず、人に迷惑かけても自分が得すればいい、という行動はそれとは違うと感じた。
困っている人にはできるだけ手を差し伸べたい。けれど自分で困り事を引き起こしている人は、今一度自分の行動を見直すべきだと思う。