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ある日のバーベキュー【エッセイ】

何年か前、川原でバーベキューしたことがある。

バーベキューコンロ持って、炭も着火剤もなんなら新聞紙もある。チャッカマンも持ったし。もちろん食材も。

あれは3月であった。外に長時間いるにはまだ少し寒い時期であった。


私は家族とバーベキューしたことあるし、友人のバーベキューにも何度も招かれてるし、楽勝だぜ!と思いながら火起こしを始めた‥‥‥。
がしかし、いくつかの炭にほんの少しだけ火がついたところで、着火剤がなくなり、新聞紙は文字通り灰になった。

なぜだ!?なぜ火を起こせないんだ。

私は母に救援を要請した。着火剤を買ってきてほしいと。ちょうど近くのモールにいるとのことで持ってきてくれると言った。

私はじっと救援を待った。

しばらくしてやって来た母は、チャッカマンと弁当を持っていた‥!お腹空いてるだろうと思って、とのことだった。しかし、しかし、チャッカマンはすでにあるのだここに。おかしいな、母も一緒にバーベキューしてたはずなのに???着火剤という言葉が伝わらないなんて‥‥‥。そしてよもや弁当が配達されようとは‥。

やむを得ず少しだけ温まった鉄板で、細々と肉を焼き、焼きそばをすすった。
寒かった。とにかく寒かった。火起こしに何時間かかったろう。おそらく3時間ほど。寒風吹きすさぶ川原は‥寒かったのだ。

帰ってから私は動画で炭の火起こしを研究した。どうやら螺旋状に火が回るように、円筒形に積んで、真ん中に火種を置くらしい。

とまあ研究はしたものの、あの日のことがどうにも引っかかって、あれからバーベキューは行っていない。

こんなふうにエンジョイキャンピングライフ送りたいです(T_T)

※タイトルで使わせていただいた写真は理想形です(T_T)

いつも美しいお花の写真に癒やされてます♥
ありがとうございます🌟

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